名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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08/06/10 - の記事

本日の名台詞

「もう一度言おう。ぼくはニート探偵、死者の代弁者だ。墓を暴き、失われた言葉を掘り出し、死者の名誉を守るためだけに生者を傷付つけ、生者に慰みを与えるためだけに死者を辱める。きみはこれを知らなければいけなかった。きみの兄上が、なにを守ろうとしたのかを」


タイトル:神様のメモ帳 3(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?
キャラ :アリス (302 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

とりあえず作品紹介は明日改めて。今日は台詞だけ。

こうやって、「全ての人の幸せのために探偵をしているわけではない」とあえて宣言してしまうところが特徴的。
こうやって事件の裏にあるやりきれない想いや、決して表沙汰にできない優しさといった裏面の存在こそがこのシリーズのいいところ。

桜田家のヒミツ―お父さんは下っぱ戦闘員

タイトル:桜田家のヒミツ―お父さんは下っぱ戦闘員(小説:電撃文庫)
作者  :かしわばそらじゅうろう:柏葉空十郎
絵師  :りょーちも
デザイン:?
編集  :?

第14回電撃大賞<最終選考作>。

ちょ、なにこれ! おもしろかったけど、いっそ潔いくらいに若年層置いてきぼり。
ていうかあれですね、イラストもそうだけどこれもう最初から若年層に売る気ないね絶対。

悪の組織の下っ端戦闘員が、どこでどう間違ったか組織で誘拐した大富豪の娘を預かるになり、生活感覚のギャップで大騒ぎ。
一言で言うなら下町人情劇場です。
おもしろかったんですが、おそらく社会人になってないと作品のおもしろみは大部分理解できないので、中高生にはおすすめしません。
以下に説明します。

めしあのいちにち

タイトル:めしあのいちにち(小説:電撃文庫)
作者  :いわたひろき:岩田洋季
絵師  :佐藤利幸
デザイン:?
編集  :?

(ごめんなさい、書きかけ。又後で追加します)
家族コメディ……とまでは言えないかな、家族アクション?
とにかく、大前提として家族ものです。
世界を命運を変えたとされる一人の少女・殺ヶ原めしあを巡る物語。
家族ものが好きなら読むしかないでしょう。

Xトーク

タイトル:Xトーク(小説:電撃文庫)
作者  :らいらくれい:来楽零
絵師  :緒方剛志
デザイン:?
編集  :?

一言で説明すると、『怖い話』。
趣向としては、怪奇小説サイトのオフ会で、それぞれが作ってきた怖い話を披露するというものです。
コメディの入る余地はなく、じわじわ来る話なので怖い話が苦手な人には向いてません。