名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

09/01/19 - の記事

黄昏色の詠使いVIII 百億の星にリリスは祈り

タイトル:黄昏色の詠使いVIII 百億の星にリリスは祈り(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :さざねけい:細音啓
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

優しさと透明感が持ち味のファンタジーで、純真な少年ネイトと少女クルーエルのボーイミーツガールでもあります。

今回は、以下ただの感想になってますんでご了承ください。

09/01/18 - の記事

影執事マルクの手違い

タイトル:影執事マルクの手違い(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :てしまふみのり:手島史詞
絵師  :こむた:COMTA
デザイン:?
編集  :?

今月2巻が出る段になって、初めて1巻を買い逃していたことに気が付いて慌てて本屋に走って、その勢いで読了しました(汗

ギャングが当たり前のように闊歩する禁酒法時代。
契約者と呼ばれる強大な異能を持った少年・マルクは、とある少女を暗殺しようとして返り討ち……どころか、命を狙ったことさえ気づいてもらえぬまま敗北を喫し、「絶対服従」を誓う契約書にサインして執事として仕えることになってしまう……

なしくずしに執事になってしまった少年が、いろいろ反抗を企てかけるもナチュラルに執事としてなじんでいく様子が実に微笑ましい?です。

09/01/17 - の記事

ANGEL+DIVE 3

タイトル:ANGEL+DIVE 3(小説:一迅社文庫)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :あおきしん:青稀シン
デザイン:?
編集  :?

えーとですね……1,2巻はなんだか緩くて不思議な雰囲気もある現代伝奇アクションというノリだったんです。が。

3巻で、ものの見事に化けました。それはもうおっそろしい勢いで化けまくって別物なんじゃないかという勢いです。
伝奇アクションが、こちらの心を貫くような良質な恋愛小説になり、もういっそこのまま恋愛小説化してもいいんじゃね?とまで思ったら……

断言します。この小説は3巻まで読んでなんぼです。

2009年1月 の新刊情報 ガガガ文庫

RIGHT×LIGHT5 ~求めし愚者と天喰らう魔狼~ ツカサ
エヴォリューション 涼風涼
クラウン・フリント (2) 奇跡の歌を君に 三上康明
新興宗教オモイデ教 外伝 (3) 夜考物語 ~壊真の火~ 原田宇陀児 監修:大槻ケンヂ
RIDEBACK ─キャノンボール・ラン─ 陸凡鳥 原作:カサハラテツロー

RIGHT×LIGHT 5

タイトル:RIGHT×LIGHT 5(小説:ガガガ文庫)
作者  :つかさ:ツカサ
絵師  :近衛乙嗣
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

09/01/16 - の記事

らじかるエレメンツ 3

タイトル:らじかるエレメンツ 3(小説:GA文庫)
作者  :しらとりしろう:白鳥士郎
絵師  :カトウハルアキ
デザイン:?
編集  :?

80年代を彷彿とさせる(というかもっと言うとこれを最初に読んだ第一印象は「究極超人あーる」でした)学園青春グラフティ。
中高生のハートを掴むには苦しかったのか、3巻にて閉幕ということになってしまいましたが……
いやーおもしろかった!
全然化学してない化学実験部のめちゃくちゃな活動実態、個性的すぎる面々、主人公・一応部長の鉄太郎とヒロインである暴力女・羽卵のやりとりなど、全てが『80年代的に』ツボでした。

2009年1月 の新刊情報 富士見ファンタジア文庫

「これはゾンビですか?」という新人さんの作品が超気になります。

いつか天魔の黒ウサギ2 《月》が昇る昼休み 鏡貴也
おあいにくさま二ノ宮くん7 鈴木大輔
これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です[第20回ファンタジア長編小説大賞<佳作>] 木村心一
スレイヤーズすまっしゅ。2 アカデミー・フェスタ 神坂一
影執事マルクの迎撃 手島史詞
生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録4 葵せきな

2009年1月 の新刊情報 一迅社文庫

「憐 Ren」の作者の人の久々の新作、かな?

エクスチェンジ! 鯨晴久
魔王と踊れ! Legend of the Lord of Lords 梅村崇
月色プラットホーム 水口敬文

これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です

タイトル:これはゾンビですか?1 はい、魔装少女です(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :きむらしんいち:木村心一
絵師  :こぶいちむりりん
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中。)

影執事マルクの迎撃

タイトル:影執事マルクの迎撃(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :てしまふみのり:手島史詞
絵師  :こむた:COMTA
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

エクスチェンジ!

タイトル:エクスチェンジ!(小説:一迅社文庫)
作者  :くじらはるひさ:鯨晴久
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

月色プラットホーム

タイトル:月色プラットホーム(小説:一迅社文庫)
作者  :みずぐちたかふみ:水口敬文
絵師  :松崎豊
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

反省を込めて、当サイトでの作品紹介基準を修正します。

ごきげんよう、管理人の極楽トンボです。

ここしばらく、まいじゃーでは基本的に読んだライトノベルはすべて紹介するという方法をとっていましたが、最近複数の方から「全部を紹介しなくてもよいのでは?」との助言がありました。
確かに、私が割とどんな作品でも楽しめる方だとはいえ、どうやっても相性の悪い作品は存在します。やはりそういう作品を紹介する時には紹介文にもあらわれてしまうわけで、本来まいじゃーのコンセプトであったはずの「作品の長所を伝える」ことから逸脱してしまっていました。

そこで反省しつつ、本日より読了作品でも、どうしても自分の肌に合わないと感じた作品については特に取り上げないことにしますのでご了承ください。
まあ実際の運用では、1ヶ月おおよそ40~50冊読んでも、合わなさそうなのはせいぜい数冊なので紹介する冊数はそんなに変わらないと思います。

黙って運用を変えれば済む話なんですが、自分の中でのけじめをつけるために公表しておきます。

09/01/15 - の記事

暴風ガールズファイト2009カレンダー、倉藤倖さんによる直販開始

●「暴風ガールズファイト2009カレンダー」の通販申込ページ

これ私も持ってますが非常にいい出来です。暴風ファンは買うしかないですよ? ショートショートがついてるのがポイント。

冬コミで、暴風ガールズファイトの絵師である倉藤倖さんが暴風カレンダーを頒布していたんですが、この度倉藤さん自らによる直販が決定しました(委託はダメだった模様)。

本日の名台詞

「あら、執筆はしめきりがスタートラインですわよ」
「ゼノンのパラドックスはご存じですわね? 飛んでいる矢は止まっている、ですわ。しめきりが過ぎても、発売日の一ヶ月前に『念のためのしめきり』があります。三週間前には『本当のしめきり』があります。二週間前には『真実のしめきり』が、十二日前には『真理のしめきり』が、さらには『光速のしめきり』『涅槃のしめきり』『虚空のしめきり』が――」
「亜里沙さん専用の異常進行と一緒にしないでください……」
「時間をどこまでも分割して新しいしめきりを作っていけば、飛んでいる矢が永遠に矢に当たらないのと同じように、しめきりも永遠にやってこないのですわ。あたくしは原稿がせっぱつまってきますと、いつもこのことを考えて弓射をたしなみますの」
「ンなことしてないで原稿書けよ!」


タイトル:ばけらの!2(小説:GA文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :あかひと:赤人
デザイン:?
編集  :?
キャラ :黛亜里沙&杉井ヒカル (81 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

簡潔に言えば、楽しいラノベ執筆生活。
いやリアルでは楽しいかどうかわかりませんが(爆)、少なくとも読者にとっては。

それでは台詞解説。
もう腹抱えて大爆笑してました。そして爆笑した後に暗澹とした気分に。いや、コミケとか商業原稿とか体験するようになると締め切りネタってだんだん笑い飛ばせなくなるんですって!

ばけらの!2

タイトル:ばけらの!2(小説:GA文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :あかひと:赤人
デザイン:?
編集  :?

現役ラノベ作家&執筆生活を、キャラを人外化して性別とかもいじったコメディ。

で、これ確かに元ネタを知ってるとより楽しいことは否定しませんが、普通にラブコメとして読んでもかなりおもしろいです。
特にイズナ。イズナのツンデレっぷりは破壊力抜群!

晴れた空にくじら 2 戦空の魔女

タイトル:晴れた空にくじら 2 戦空の魔女(小説:GA文庫)
作者  :おおにしかがく:大西科学
絵師  :refeia
デザイン:?
編集  :?

浮鯨という空を飛ぶ鯨から獲った浮珠を利用して飛行する浮船。
日露戦争(正確には架空史)時代に、制空権をかけて浮船で戦う航空アクションです。浮船という独特の設定が目を惹きます。

1巻に続き、2巻も命を賭けている割にはゆるーい展開……と思いきや後半はかなり熱い!

09/01/14 - の記事

カラミティナイト-オルタナティブ-

タイトル:カラミティナイト-オルタナティブ-(小説:GA文庫)
作者  :たかせかなた:高瀬彼方
絵師  :ひびき玲音
デザイン:?
編集  :?

最初にこのシリーズの二大特徴を伝えておきます。百合要素と鬱展開、この二つ。

ハルキ文庫ヌーヴェルSFで3巻まで刊行されていたカラミティナイトを、一部のキャラを差し替えた上でリライトしたもの。
学園伝奇バトルなんですが、1巻の時点ではネット上で創作小説をアップしている全ての人がのたうち回りそうな内容ですええ。
心情描写が非常に細やかなので、そういうのが好きな方にもぜひ!

プシュケの涙

タイトル:プシュケの涙(小説:電撃文庫)
作者  :しばむらじん:柴村仁
絵師  :也
デザイン:?
編集  :?

これは……紹介に困る……

おもしろかったんですが、読後感がものすごく収まりの悪い感じ。
それと、まるっきりリアルでも起こりうる内容で、レーベルこそ電撃文庫ですがその実体は一般小説そのもの。

夏休みに、とある女生徒が飛び降り自殺。
警察の調べでも自殺と判断されたその女生徒の死の真相を探ろうと、一人の変わり者の少年が動き始める――。

09/01/13 - の記事

本日の名台詞

「甘え、てんじゃ、ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ――――っ!」


タイトル:とらドラ・スピンオフ〈2!〉虎、肥ゆる秋(小説:電撃文庫)
作者  :たけみやゆゆこ:竹宮ゆゆこ
絵師  :ヤス
デザイン:?
編集  :?
キャラ :恋ヶ窪ゆり (330 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

恋ヶ窪ゆり、独身。三十路に突入。
そんな彼女の若かりし頃、新人教師時代のエピソードが出ます。
私の脳裏には、ゆりちゃん先生メインの話に狂喜乱舞する某サイト管理人の姿がありありと浮かんでいますがまあそれはおいといて……。

それでは台詞解説。
物事は学生と同じ目線で物事を判断すればいいというわけではないのです。時にはきっぱりと線引きをし、社会の厳しさをバシーッ!と叩き込んでやらねばならない時もあるのです。
そんな想いが一言に凝縮されていますね。甘えたらめーなのよ。

とらドラ・スピンオフ〈2!〉虎、肥ゆる秋

タイトル:とらドラ・スピンオフ〈2!〉虎、肥ゆる秋(小説:電撃文庫)
作者  :たけみやゆゆこ:竹宮ゆゆこ
絵師  :ヤス
デザイン:?
編集  :?

とらドラ短編集。全部で五話の短編(中編?)から成ってます。
見所はズバリこの2点かと。

独身の若気と、春田の漢っぷり。

Kaguya〈3〉月のウサギの銀の箱舟

タイトル:Kaguya〈3〉月のウサギの銀の箱舟(小説:電撃文庫)
作者  :かもしだはじめ:鴨志田一
絵師  :あおいくみこ:葵久美子
デザイン:?
編集  :?

とりあえずいつものシリーズ紹介は後にして……

なんという青春模様。
うんそりゃね、確かに好きあってキスまでしちゃったら、次に考えるのはひとつだよなあ。

イラストもそれに呼応するかのようにかなり刺激的なので、無意味に大きめの画像にしてみました(爆)

2009年1月 の新刊情報 GA文庫

高瀬彼方のカラミティナイトがリライトされて帰ってきたっ!!
あらすじを見てもらうとわかりますが、某重要人物の入れ替えが行われているため以前の作品とは別物。
読むしか!

カラミティナイト ―オルタナティブ― 高瀬彼方
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS (2) 榊一郎
神曲奏界ポリフォニカ リベレーション・ブラック 大迫純一
ばけらの!2 杉井光
晴れた空にくじら2 戦空の魔女 大西科学

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 2

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 2(小説:GA文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :神奈月昇
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

神曲奏界ポリフォニカ リベレーション・ブラック

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ リベレーション・ブラック(小説:GA文庫)
作者  :おおさこじゅんいち:大迫純一
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

09/01/12 - の記事

本日の名台詞

「星野一輝」
「私はお前を壊すために、ここにいる」
「これが13118回目の”転校”だ。その数には私もいい加減いらだっている。なので、今回は気晴らしに宣戦布告しておく」
「星野一輝。私はお前を屈服させる。早々にお前の最も大切なものを、私に差し出すがいい。抵抗は無意味だ。なぜか? そんなことは簡単だ。私は――」
「――どんなに時を経ても、お前の側にいるからだ」


タイトル:空ろの箱と零(ゼロ)のマリア(小説:電撃文庫)
作者  :みかげえいじ:御影瑛路
絵師  :よんいちご:415
デザイン:?
編集  :?
キャラ :音無彩矢 (17 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

時間ループものミステリ風味。
ループものなので、少々構成はややこしいですがSF色はないのでそんなに取っつきにくさはないはずです。

それでは台詞解説。
いきなり冒頭から思わせぶりな台詞を発してますが……。序盤でこの台詞を読んだ時は「なんつー仰々しい台詞だ!」という程度の感想しか持たなかったんですが、一度読了してからもう一度読み返してみると言ってる意味が理解できるようになります。
いやはや意味深ですね。

静野さんとこの蒼緋(ふたご)

タイトル:静野さんとこの蒼緋(ふたご)(小説:電撃文庫)
作者  :みかがみまれひと:水鏡希人
絵師  :夕仁
デザイン:?
編集  :?

存在さえ知らなかった双子の妹がある日突然、現れて一緒に暮らすことになった!

兄妹の絆がテーマです。
実は血が繋がってませんでした、とか血は繋がっているけど愛してしまった、とか危険な恋愛方面に走ることは一切無く、兄妹のコミュニケーションに拘った話になってます。ちょっと派手さには欠けますが、さりげにいい話です。

空ろの箱と零(ゼロ)のマリア

タイトル:空ろの箱と零(ゼロ)のマリア(小説:電撃文庫)
作者  :みかげえいじ:御影瑛路
絵師  :よんいちご:415
デザイン:?
編集  :?

神栖麗奈以来3年間刊行の止まっていた作者の久々の新作です。

時間ループもの。ただしSFではなくミステリ風味。
「私はお前を壊すためにここにいる」と、転校生である美少女・音無彩矢から一方的に告げられた少年・一輝。
全く自分には身に覚えがないのに、強い敵意を受けて困惑する一輝ですが……

この手のややこしい構造になっている時間ループものの常として、だいたいの状況を正しく把握するまでが少し大変なのですが、そこを突破してしまえば大いに盛り上がること確実です!

らでぃかる☆ぷりんせす!

タイトル:らでぃかる☆ぷりんせす!(小説:電撃文庫)
作者  :すおうつかさ:周防ツカサ
絵師  :あかひと:赤人
デザイン:?
編集  :?

周防ツカサ作品初の萌え系ラブコメ。
いきなり見知らぬ美少女・モニカから結婚を申し込まれて大慌てする。どこにでも普通の少年・柳楽淳。実はモニカは宇宙のとある大国の姫で、淳の遺伝子が特別なために目をつけられたのだっ!
宇宙人のため地球の常識が無く突拍子もない言動が多い上に、泣くと物理的に手がつけられなくなるモニカを筆頭に、謎多き少女・シズホや、姫の護衛役を仕方なくやっているリリアンなどなど個性的なメンツでお届け。

ああ、そうそう。
健康的ですが無駄にエロいです。
無駄にエロいです。>大事なことなので二回言いました

カクレヒメ〈2〉

タイトル:カクレヒメ〈2〉(小説:電撃文庫)
作者  :さたけあきら:佐竹彬
絵師  :くさのほうき:草野ほうき
デザイン:?
編集  :?

感覚器官が異常を起こし、まるで超能力としか思えない状態になる「感覚拡大症」に悩む子供達を保護する隔離病棟。視覚の感覚拡大により、裸眼で人の思考を視覚情報として捉えてしまうために、特殊なゴーグルをつけていないと日常生活が送れない少女・梓と、触覚の感染拡大症でありながらも患者の中で唯一入院ではなく通院している少年・明珠の二人を中心とした物語です。
梓はツンデレ。
で、ツンデレの表情のごまかし方にもいろいろありますが、ゴーグルで表情がわからないって言う辺りが上手くできてますねー。
それとあくまでも特殊能力ではなく、「病気」と捉えているあたりもこの物語のポイントかと。

2巻では新キャラの少女との交流が肝。炉……いやいや。