名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

Kaguya〈3〉月のウサギの銀の箱舟

タイトル:Kaguya〈3〉月のウサギの銀の箱舟(小説:電撃文庫)
作者  :かもしだはじめ:鴨志田一
絵師  :あおいくみこ:葵久美子
デザイン:?
編集  :?

とりあえずいつものシリーズ紹介は後にして……

なんという青春模様。
うんそりゃね、確かに好きあってキスまでしちゃったら、次に考えるのはひとつだよなあ。

イラストもそれに呼応するかのようにかなり刺激的なので、無意味に大きめの画像にしてみました(爆)

ムーンチャイルドと呼ばれる一部の子供にのみ発現し、大人になると消えてしまう魔法のような特殊能力・アルテミスコード。
あまりにも強大な力を持つために、差別や迫害の対象になり、逆に犯罪にも使われ社会問題になっているそんなアルテミスコードの中でも、「自分の視覚を他人と共有する」という微妙な能力持ちの少年・宗太と、絶対防壁を持ちながらも盲目の少女・ひなたによる二人三脚の異能バトルになってます。
この組み合わせは非常に卑怯(笑)というか上手いですええ。
わかっていても容易に涙腺がやられそうに……。

とまあ、そんな設定があって、実際けっこう緊迫した展開もあるんですがまあそれはそれ。
青い、実に青い!
エロノベルではないので、最後の一線はなかなか踏み越えませんがけっこうギリギリなところいってるなあ、と思います。
ヒロインのひなたは盲目で純真、というある意味無敵の存在なので、いやもう読んで悶え死んでくださいとしか言いようがないですええ。


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