名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

11/11/29 - の記事

エトランゼのすべて

タイトル:エトランゼのすべて(小説:星海社)
作者  :もりたきせつ:森田季節
絵師  :庭
デザイン:?
編集  :?

京都観察会なる奇妙なサークルに入った大学新入生の日常を綴る青春小説。
一般層でも手を取りやすい作りになってますが、作中何枚か挿入されるイラストはすべてカラーなので庭さんのファンにもおすすめしたいですね。

充実した学生生活を送ろうと模索する大学性の青春模様を題材にしたライトノベルだと 「ゴールデンタイム」あたりが思い浮かびますが、ゴールデンタイムでの大学生活描写が『動』ならば、こちらの作品は『静』という対極の存在になってますので、ぜひ両者を読み比べてみてください。
キャラ造形がある意味リアルで、とんがってはいませんがじわじわ来る、いぶし銀的なおすすめ青春小説です。

2011年12月 の新刊情報 角川スニーカー文庫

サクラダリセット6 BOY,GIRL and ―― 河野裕
それがるうるの支配魔術 Game3:ファミリアル・リドル 土屋つかさ
MiX! オトコの娘はくじけない!! 岩佐まもる
R-15 DVD付限定版 カメラ少女の純愛スランプ!? 伏見ひろゆき

2011年12月 の新刊情報 HJ文庫

二次元の砦を守るには不本意ながら彼女が必要らしい 冬樹忍
白銀竜王のクレイドル III ツガワトモタカ
僕はやっぱり気づかない3 望公太
突然騎士になってムフフな俺がいる6 糸緒思惟
はぐれ勇者の鬼畜美学 VII 上栖綴人

2011年11月 の新刊情報 ファミ通文庫

榊さんの新作、藤城さんとのコンビは以前富士見ファンタジアで見かけましたね。レーベル超えて同じタッグって今までにあったかな?

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! Extradisc 田尾典丈
その男、魔法使い“A” 1 榊一郎
クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門 石川博品
百億の魔女語り (4) 魔女って一体なんなのかしら、ねえ―― 竹岡葉月
魔術師たちの言想遊戯 II 一橋鶫

妹がゾンビなんですけど! 2

タイトル:妹がゾンビなんですけど! 2(小説:スマッシュ文庫)
作者  :いとうちはや:伊東ちはや
絵師  :6U☆
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

ログ・ホライズン5 アキバの街の日曜日

タイトル:ログ・ホライズン5 アキバの街の日曜日(小説:エンターブレイン)
作者  :とうのままれ:橙乃ままれ
絵師  :ハラカズヒロ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

その男、魔法使い”A” 1

タイトル:その男、魔法使い”A” 1(小説:ファミ通文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :藤城陽
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

11/11/28 - の記事

魔術師たちの言想遊戯II

タイトル:魔術師たちの言想遊戯II(小説:ファミ通文庫)
作者  :ひとつばしつぐみ:一橋鶫
絵師  :うるうげっか:閏月戈
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

二次元の砦を守るには不本意ながら彼女が必要らしい

タイトル:二次元の砦を守るには不本意ながら彼女が必要らしい(小説:HJ文庫)
作者  :ふゆきしのぶ:冬樹忍
絵師  :作々
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

はぐれ勇者の鬼畜美学 7

タイトル:はぐれ勇者の鬼畜美学 7(小説:HJ文庫)
作者  :うえすてつと:上栖綴人
絵師  :卵の黄身
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

11/11/27 - の記事

本日の名台詞

「確かに最初の気持ちは偽物だったのかもしれない。……だが俺はその偽物の気持ちをずっと本物と思って大切に温めてきた。今更偽物本物など関係あるか……! 相手が何者だろうと、誰にも否定させやしない! この胸の中を滾る思慕の感情が! この『気持ち』の熱情だけが真実に決まっているだろうがああぁぁぁぁぁぁ!!」


タイトル:覇道鋼鉄テッカイオー(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :はちばりきたか:八針来夏
絵師  :Bou
デザイン:?
編集  :?
キャラ :カザン (317 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

銀河武侠もの。
基本は熱い話ですが、そこに童貞しか使えない武術が出てきたりやたらいちゃラブだったりと、ニヤニヤ要素も完備。

それでは台詞解説。
よくラノベには恋愛感情がもしも植え付けられたり強制されたりしたものだったら?という問いがあるのですが、それに対する答えがこれ。これは惚れ直すな!

覇道鋼鉄テッカイオー

タイトル:覇道鋼鉄テッカイオー(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :はちばりきたか:八針来夏
絵師  :Bou
デザイン:?
編集  :?

第10回SD小説新人賞大賞受賞作。

一言でいえば銀河武侠もの。
ジャンルがジャンルだけに見慣れない漢字が多く、慣れるまでやや時間かかりますがお硬い話ってわけでもないのでご安心を。
主人公は童貞のみが使えるという強力な武術『童子神功』の使い手。
まあこれだけでも十二分に「おいちょっと待てや」な設定なんですが、さらに主人公とヒロインはいちゃラブです。
もう全く他人の入り込む余地がないくらい。
童貞だけど。でもいちゃラブ。
なんという組み合わせ……。もちろん武侠ものですから燃える要素にはてんこ盛り。
ロボも出ますよ! もちろんおすすめ。うん、黒枠で。

フェザー文庫に関する注意喚起。

そもそもフェザー文庫なんて知らん!という人も多いかと思います。
まだ創刊されたばかりのレーベルで、先日4冊刊行されたばかりのところ。
林檎プロモーションという、沖縄情報誌などを作っている小さい出版社のようですね。

評判のよいweb小説を探し出して刊行させる方針のようですが、これがどうもいきなりトラブっているようです。

11/11/25 - の記事

魔法戦争

タイトル:魔法戦争(小説:MF文庫J)
作者  :スズキヒサシ
絵師  :瑠奈璃亜
デザイン:?
編集  :?

ガチでシリアスな魔法アクション開幕!

MFはベタなラブコメが多いんですが、決してそれ一辺倒というわけではなく時々、ものすごいど直球なものが混じって刊行されるんですよね。油断してると見逃しがちですが、この作品はまさにそれ。
まだ序章なのでいろいろ謎は多いですが、主人公が背負った過去は半端なく重くて暗い。あとヒロインの一人の高飛車ぶりとそれに裏返しの嫉妬深さは、コミカルなツンデレとは一線を画してます。まあそれも通りといえば通り。
なにせ「タザリア王国物語」の作者さんですからね!

というわけで、コミカルタッチの話をお好みの方には不向きですが、むしろ直球の魔法アクションが読みたいんだ!って人にはおすすめ!

僕は友達が少ない ゆにばーす

タイトル:僕は友達が少ない ゆにばーす(小説:MF文庫J)
作者  :ひらさかよみ:平坂読
絵師  :ブリキ
デザイン:?
編集  :?

シリーズ初のアンソロジー。
参加者は平坂読、裕時悠示、渡航、志端祐、さがら総。
イラストレーターはカントク、るろお、ぺこ、QP:flapper、ぽんかんはち8、ブリキ。

なぜか他の作家の書いたものはぼーっと読んでると普通に本編として通用し、逆に作者自身の書いた短編が一番アンソロっぽく見えるという……。おかしいなあ、趣味に入って書いてる人もいるんですけどね?

しゅらばら! 3

タイトル:しゅらばら! 3(小説:MF文庫J)
作者  :きしはいや:岸杯也
絵師  :プリンプリン
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

キミはぼっちじゃない!

タイトル:キミはぼっちじゃない!(小説:MF文庫J)
作者  :こいわいれんじ:小岩井蓮二
絵師  :鳴瀬ひろふみ
デザイン:?
編集  :?

第7回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>受賞作。

幼馴染みの少女とある日突然夫婦扱いされ、身に覚えのない5歳の幼女を自分の子供として子育てすることになる子育てラブコメ。
幼馴染みとのいちゃラブ部分は良質です。
なんかいろんな要素のごった煮状態。
なお、タイトルは全く中身と合致してないのでそこはご注意を。あらすじを参考にしたほうがいいです。

11/11/24 - の記事

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3

タイトル:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3(小説:ガガガ文庫)
作者  :わたりわたる:渡航
絵師  :ぽんかん(8)
デザイン:?
編集  :?

最初に。ドラマCD付き限定特装版も発売になってますので、そちらが欲しい方は→bk1→amazon へ。なお同内容の小説版が、3巻の最後にボーナストラックとしてついているのでご安心を。注意点として、ドラマCDは本編を読んだあとに聞いてください。

さて。
ぼっちを人間的に更生するべく設立された奉仕部、そこに強制入部させられた強度のぼっち・比企谷八幡、能力的にはパーフェクトだが人と群れたがらない雪ノ下雪乃、人の顔色を伺うあまり方向性を見失っていた由比ヶ浜結衣たちの奉仕部での日々を描きます。

なんだよ「僕は友達が少ない」そっくりじゃん!とか思った人は甘い。
タイトルに青春ラブコメとつくくらいなので、コメディ主体なのは確かですがこっちの方がはるかに痛い。ちょっと甘い雰囲気になったかなーと油断してると、ネガティブぼっち精神による揺り戻しが襲ってきます! このあたりはさすがガガガ文庫ですね。
3巻は、こじれた結衣との仲がどうなるか?が焦点に。

11/11/23 - の記事

BIG‐4 ぼくの名前は山田。目覚めたら四天王になってました。

タイトル:BIG‐4 ぼくの名前は山田。目覚めたら四天王になってました。 (小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :だいらくけんた:大楽絢太
絵師  :ワダアルコ
デザイン:?
編集  :?

魔王の配下の四天王による日常グダグダストーリー。

人類抹殺計画はいつまでたってもなんだかんだで遂行されぬまま、だらだら四天王が日常を過ごします。一人だけ人間がこっそり混じってますが、まあささいなことだよね!

2011年11月 の新刊情報 集英社スーパーダッシュ文庫

今月も新人作品が二つ。これまた気になるタイトルだ……

覇道鋼鉄テッカイオー [第10回スーパーダッシュ小説新人賞<大賞>] 八針来夏
サカサマホウショウジョ [第10回スーパーダッシュ小説新人賞<優秀賞>] 大澤誠
迷い猫オーバーラン!11 護らせてあげてもいいわよ!? ドラマCD付予約限定版 松智洋
迷い猫オーバーラン!11 護らせてあげてもいいわよ!? 松智洋
一緒に革命しませんか? 僕らのバラ色の出撃 淺沼広太

2011年11月 の新刊情報 MF文庫J

アキハバラヴァンパイアナイト2 七位連一
キミはぼっちじゃない! [第7回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>] 小岩井蓮二
この部室は帰宅しない部が占拠しました。3 おかざき登
しゅらばら!3 岸杯也
聖剣の刀鍛冶11 三浦勇雄
精霊使いの剣舞5 魔王殺しの聖剣 志瑞祐
つきツキ!5 後藤祐迅
剣の女王と烙印の仔 VIII 杉井光
ふぉっくすている? 5本目 冬木冬樹

11/11/22 - の記事

本日の名台詞

「モモ」
「なにがあっても私を信じなさい。私もモモを最後まで信じる。この舞台の上、この試合、たった十分もないような今この時間だけ――――モモを信じるから」


タイトル:アイドライジング! 2(小説:電撃文庫)
作者  :ひろさわさかき:広沢サカキ
絵師  :絵師(カ行)
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ハセガワ・オリン (281 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

アイドラジング。企業の最新技術のつまったバトルスーツによるアイドル同士のバトルといったイメージが最も近いかな?
1巻も悪くないんですが、2巻以降がぐっと盛り上がります。やっぱりスポ根系統は一度負けてからが本番ですね!

それでは台詞解説。
タッグマッチで相方のモモにオリンがかけた一言。これ、今までろくに連携がとれていなかった二人が特訓とかあれこれの結果、互いへの信頼を手に入れた末の台詞なので感慨深いですね。

パンツブレイカー

タイトル:パンツブレイカー(小説:一迅社文庫)
作者  :かみおじょうじ:神尾丈治
絵師  :丸ちゃん。
デザイン:?
編集  :?

幻想殺しならぬ、パンツ殺し。
半径2メートル以内のあらゆるパンツを消し飛ばす異能が荒れ狂う!

はい、どうしようもないバカ小説ですね。
しかしくだらないだけに、逆にハマると強い! サービスシーンがウリのエッチコメディから一歩前に出てバカ小説レベルにまで昇華させているところが高評価のポイントです。
赤枠おすすめですっ!
……まあなにぶん内容が内容だけに、人を選ぶとは思いますけど、ね?

11/11/21 - の記事

本日の名台詞

「そういえばシドー」
「ん? どうした?」
「水族館とは一体何なのだ?」
「何って……十香が行きたかったんじゃないのか?」
「勘違いするな。私はシドーと一緒にデェトがしたかっただけだぞ」


タイトル:デート・ア・ライブ3 狂三キラー(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :たちばなこうし:橘公司
絵師  :つなこ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :五河士道&十香 (192 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

世界を危機に陥れる精霊から世界を救う手段、それはデートしてデレさせること!
とまあ、きてれつな発想のもと、繰り広げられるアクション&ラブコメ。意外と王道に忠実、それでいて変化球もありと、敷居は低くかつ楽しめる作品です。詳細は書影クリックで。

それでは台詞解説。
十香は、精霊なので人間社会の知識には乏しく、他人の助けを借りて士道を水族館に誘ったまではいいのですが実は水族館がなんだか知らなかったのでした。……なんという破壊力の台詞! こういう部分が、十香さんを正ヒロインたらしめる部分ですね。奇をてらわず純粋に来るからやばい。

このライトノベルがすごい! 2012

タイトル:このライトノベルがすごい! 2012(その他:宝島社)
作者  :このらいとのべるがすごいへんしゅうぶ:このライトノベルがすごい!編集部
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

さて、では雑感など。
まあこのラノに関しては目利き&作品紹介のライターとして参加していることもあって、完全な一読者の意見にはならないかもしれませんがご容赦を。

まずはランキング。

別れる理由を述べなさい!

タイトル:別れる理由を述べなさい!(小説:一迅社文庫)
作者  :おおたりょう:太田僚
絵師  :H2SO4
デザイン:?
編集  :?

タイトルの感じから「修羅場なラブコメかな?」とか勝手に想像してましたが……実際の内容は、斜め上。修羅場じゃないけどある意味ではそれ以上。

ドMな主人公と、ドSな彼女。日々繰り広げらる『責め』に主人公は満足しているようなのに、なぜ別れ話を切り出したのか!?

うん、これはかなり真性のSとMだ。特殊な性癖の方、及びネタとして許容できる方にはおすすめ!

デート・ア・ライブ3 狂三キラー

タイトル:デート・ア・ライブ3 狂三キラー(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :たちばなこうし:橘公司
絵師  :つなこ
デザイン:?
編集  :?

桁違いの力を持ち世界を脅かす精霊を、武力ではなくデートしてデレさせてなんとかしよう!という、なんともすごい設定の物語。
こんな無茶な設定で、かつコミカルな部分が多いですが、それでいてきっちり伏線なども張ってありキャラの魅力も高いというおすすめなシリーズです。

3巻では予想通り新キャラ登場ですが……なかなか癖のあるのがさらに二人も!

11/11/20 - の記事

本日の名台詞

「ーー寂しがりやのくせに、他人に率直な好意を向けられるのは怖い」
「ーー気づかないフリをする。聞こえないフリをする」
「ーー逃げる。茶化す。誤魔化す。拒絶する」
「ーー自分は好かれてなどいないのだと、自分の心にさえ嘘をつく」

「……あー、小鳩のことか? たしかにあいつ、そういうところがあるんだよな……。昔から人見知りなんだ。今の中等部でもそんな感じみたいだぜ」

「ーー『なんだって?』じゃねえよ、ばーか……」
「……小鷹先輩がそれを望まれるのでしたら、理科はこれからも、これまでどおりのキャラクターを通しますけど。BLやメカやエッチなものが好きなのは別に嘘じゃないですし、アッパーにはしゃぎ回るのも、先輩にすげなくされるのも、それはそれで楽しいですし。でもね、小鷹先輩ーー」
「もうそろそろ、先に進んでもいいんじゃないかな? だってーー」


タイトル:僕は友達が少ない7(小説:MF文庫J)
作者  :ひらさかよみ:平坂読
絵師  :ブリキ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :志熊理科&長谷川小鷹 (250 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

友達のできないもの同士が寄り集まって、隣人部なる部活を立ち上げ、友達を作ろうとバカな日常を繰り広げる……というラブコメ。お前ら十分リア充だろ!という指摘はもっともです。存分に泣いていいですよ?

それでは台詞解説。地の文がごそっと抜けてますが、そこはご容赦を。
ハーレムラブコメらしく、誰とも深い関係にはならずダラダラ続いてきたぬるま湯、そこに理科が爆弾を放り込む!
やー、理科はなにげに隣人部の中でぶっちぎり対人スキルも高く、一番の常識人だと思ってましたが、そういう理科の一面が最も顕著にでた台詞ですね。この先どうなるかはわかりませんが、たとえオチがついてもこの台詞の破壊力はすごい……。ラブコメでこれが言えるとは!

魔王なあの娘と村人A 2〜牛と勇者とパンプキン〜

タイトル:魔王なあの娘と村人A 2〜牛と勇者とパンプキン〜(小説:電撃文庫)
作者  :ゆうきりん
絵師  :あかひと:赤人
デザイン:?
編集  :?

ぶっちゃけラブコメです。
ただ、このシリーズは設定がおもしろいんですよね。
世界には、<個性者>と呼ばれる特別な能力を持った子供達がいて、大人になるとそれぞれの個性にあわせて<勇者>や<魔法使い>として別の世界に行き、物語世界に行き、それぞれに与えられた<名>通りの力を発揮する。その働きはこちらの世界に利益をもたらすので、個性者たちは特別扱いを受けている。また個性者たちは、魔王、勇者、村人といったカテゴリによって行動に影響を受ける……

なにやら長いですね。大事なのはここ。
魔王、勇者などは普段一般人を個別の存在として知覚してないが、主人公は個体識別されて会話とかもできるんだよ! 特別扱いだよ! とまあそういうことです。
前巻で設定は出たので、2巻は主人公を挟んで、勇者と魔王の三角関係ラブコメをやってますええ。

11/11/19 - の記事

魔法科高校の劣等生 3 九校戦編 上

タイトル:魔法科高校の劣等生 3 九校戦編 上(小説:電撃文庫)
作者  :さとうつとむ:佐島勤
絵師  :石田可奈
デザイン:?
編集  :?

web小説で大人気を博し、文庫として発売にまで至った本シリーズですが、私はweb小説は一切読まないことにしてるので(ぶっちゃけ積み本崩すのでいっぱいいっぱいですよ!)、事前知識は全くない状態で読み進めているわけですが……

どうやらこの九校戦からが、真のスタートのようです。盛り上がってまいりました!

学園魔法アクション。魔法力という基準値では評価できないため劣等生扱いを受ける司波達也を主人公にした物語……ですが、劣等生等という言葉に騙されてはいけません。いわゆる俺TUEEEE!系なので、主人公は劇強です。
まあその分、立ちふさがる障害をばったばったとなぎ倒す快感はありますね。