名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

08/02/20 - の記事

福音の少年 放課後のアポストロス

タイトル:福音の少年 放課後のアポストロス(小説:徳間デュアル文庫)
作者  :かじなおたけ:加地尚武
絵師  :中臣亮
デザイン:?
編集  :?

ハレー彗星と共に悪魔がやってきて、世界に魔法をもたらしその時から世界は魔法を中心に動くようになった……そんなif世界で、ろくな自覚もないまま世界最高位の魔法使いとなってしまう少年・恵と、ホムンクルスの少女アナ、少年の家に修行のためにやってきたことがきっかけで気がつけば恵と切っても切れない仲になった魔女エリカを中心としたファンタジーです。
ちと前巻は正直イマイチ盛り上がりに欠け、そして今回いきなり変なオタク少年の話から始まった時は「どうなるんだこれ?」と思いましたが、いやいやいい出来でした!

MAMA

タイトル:MAMA(小説:電撃文庫)
作者  :こうぎょくいづき:紅玉いづき
絵師  :カラス
デザイン:?
編集  :?

「ミミズクと夜の王」の作者の新作。今回も良作なファンタジーを楽しめます。
読み切りなので気軽に手を出していただけますが、「畏れられる人外とそれを気にしない奇特な人間との交流」という点で今作とデビュー作では共通点があるので、もし2作ともまだ読まれていなくて今から読んでみようという場合は、できればミミズクを先にお試しになることをおすすめします。

神曲奏界ポリフォニカ メモワーズ・ブラック

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ メモワーズ・ブラック(小説:GA文庫)
作者  :おおさこじゅんいち:大迫純一
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?

精霊犯罪とそれを追う警官・マティアと相棒の精霊マナガによるミステリという構図が基本姿勢の、通称ポリ黒。
追う側だけではなく、追われる側からの描写も書くことで事件の緊迫感が増したりと手に汗握りつつ読むことが出来ます。
今回のエピソードは、マティアの過去話。大事な友達との邂逅と、それにまつわる過去。
実は結局未購入なんですが(汗)、キネティックノベル版を小説化+αといった内容だそうです。

2008年2月 の新刊情報 スーパーダッシュ文庫

今月はそもそも22日と発売日自体かなり早いうえに、bk1はさらに早売りの模様。

魂振の協奏曲 北沢大輔
ベン・トー サバの味噌煮290円 アサウラ
シアンとマゼンタ 砂浦俊一
プロジェクトMP 番棚葵
空トブ人ビト ふたつめの至宝 三上康明
めでぃかる! 神代明

めでぃかる!

タイトル:めでぃかる!(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :かみしろあきら:神代明
絵師  :ヒナユキウサ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/02/19 - の記事

タロットの御主人様。 3

タイトル:タロットの御主人様。 3(小説:電撃文庫)
作者  :ななえひろたか:七飯宏隆
絵師  :YUKIRIN
デザイン:?
編集  :?

(最初に言っておきますが、私はこのシリーズかなり好きです)
一言で言えば、ラノベ版ネギま(爆)
占術宗家の落ちこぼれ少年がいわくつきのタロットカードを散逸させてしまい、再封印を行うことになるのですがタロットカードは人に憑いており、封印手段はキス!
さらに封印したカードの能力を発動する際もやっぱりキス!
おお、なんというわかりやすさ。わかりやすいのはいいことだ。
そんなタロットカードを取り戻すためのアクション&ラブコメなのです。

08/02/18 - の記事

本日の名台詞

「正直……生まれた頃より面倒を見てきたわたくしも、未だに決めかねているのです。殿下が、アホの皮をかぶったお優しい策士なのか。それとも……
単にお優しいだけの、今回に限り本当に偶然運を味方につけたただのアホなのか」
「でも……優しいことに変わりはないんですよね」
「張り合いが出ましたか」
「あ……は、はい。恥ずかしながら……
私、もっと一生懸命、王子にお仕えしようと思います!」
「ではそうなさい。ただのアホだったとしても、わたくしは責任を持ちませんよ」


タイトル:ミスマルカ興国物語 1(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :ともぞ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :エーデルワイス&パリエル (107 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

奇人変人オンパレード!
ハッタリで国を救え! だいたいそんな感じの話です(爆)

いつもの林トモアキ節全開で、いつの間にか大風呂敷になってます。それと、今までの作品ともしっかり関連がありますので、ファンはぬかりなくチェックをしてください。
ただし知らなくても読むのに問題はないので、これを初体験にしてもok。

それでは台詞解説。
王国最後の懐刀であるエーデルワイス(いつも無表情)と、王子付きの近衛騎士パリエルの会話。普段は王子に振り回されつつ負けじと王子をどつき回しているパリエルですが、エーデルワイスにちょっとしたレクチャーを受けてます。
このなんとも言えない会話の様子……しかも一方は無表情で語っているのを想像するとかなり楽しいですええ。

ツァラトゥストラへの階段 2

タイトル:ツァラトゥストラへの階段 2(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :白身魚
デザイン:?
編集  :?

実質的には「扉の外」の続編と言えるゲーム小説。
毎回ゲーム内容を変えつつ、命懸けのゲームに挑みます。
今回は主要人物は前巻からほぼ引き継ぎつつチェスっぽいゲームで、キングとクイーンがペアを組んだチームを作って勝利を目指します。
ゲーム小説好きなら、この作者の作品は追っかけてみてもいいかと。

08/02/17 - の記事

本日の名台詞

「舐めるなよ帝国三番姫!!
こちらの罠に掛かっているということをまだ理解しないのか! それを試してやる!? 聞いたこちらが赤面するようなことをぬけぬけと!」
「なん、だと……貴様……」
「生き死にを聞いてやっているのはこちら側だということを忘れるな! こんな弱小国家に一人残された、死ぬしか能のないイカレた大虚けと! 全帝国国民の期待と羨望を一身に負って立つ自分自身とを! 天秤にかける覚悟はあるのかと聞いている!!
……さあ。己の刃に聞いてみろ」


タイトル:ミスマルカ興国物語 1(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :ともぞ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :マヒロ&ルナス (239 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

いつもすちゃらかで王子としての自覚などまるで感じられない不真面目極まるマヒロ。
そのマヒロが王国の留守を預かることになったのはいいものの、その隙に帝国が……。
果たしてこのピンチをミスマルカ王国はどう切り抜けるのか?
口先三寸、ハッタリで国を救う物語です!!
なお、他の林トモアキ作品とも関連があるですよ?

それでは台詞解説。
帝国の三番姫に窮地に陥れられたはずが、逆襲の王子。
いつもスチャラカな王子からの台詞だけにおっそろしい迫力があります。
なお、姫もやられっぱなしというわけではなく、ラストでは再逆襲が……(笑)

狼と香辛料 (7)

タイトル:狼と香辛料 (7)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

行商人のロレンスと、賢狼ホロの旅路を描くロードノベルにして経済ファンタジー。
イラストだけ見れば萌え系にしか見えないかもしれませんが、実際に読むとだいぶ印象が違います。
海千山千の会話でロレンスを振り回すホロ。頭の回転が悪いわけではないので時々反撃するものの、たいていはやりこめられるロレンス。
そしてファンタジーの世界に先物取引のような概念を持ち込んで、人に先んじて財を成そうと奮闘する商人の様子にスポットを当てることで既存のファンタジーとの差別化に成功しています。
今回の短編集はいつもと違う視点で語られるため、別の「狼と香辛料」を体験することが出来てお薦め。

狼と香辛料1<限定パック>(初回限定生産) アニメ

タイトル:狼と香辛料1<限定パック>(初回限定生産) アニメ(アニメ:ポニーキャニオン)
作者  :?
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

2008年4月2日発売。
正直ここまでいい出来のアニメになるとは思ってませんでした。
というわけでちょうど(笑)今まで買っていたなのはストライカーズのDVDも3月で買い終わるので、4月からはこれを買おうと思いますええ。

重要なお知らせ:ドメインをmaijar.jpに移行しました。

まいじゃー推進委員会!より重要なお知らせです。
まいじゃーでの運用ドメインを正式に
http://maijar.jp/に移行します。というか移行済み。

各自リンクの張り替えをお願いします。以前のhttp://konoyohko.sakura.ne.jp/でもアクセスできないことはないのですが、どっちにしろ最後はmaijar.jpに飛ばされます。

2008年2月 の新刊情報 富士見ファンタジア文庫

タイトルも新たにエスクードの新作とか……もありますが、やっぱりフルメタの新刊! これは忘れちゃいけません。

BLACK BLOOD BROTHERS (S)5 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集― あざの耕平
EME RED END W-JACK 瀧川武司
フルメタル・パニック! せまるニック・オブ・タイム 賀東招二
ぼくと彼女に降る夜 フェイクマスター~虚夢を語る者 八街歩
デモンパラサイト4 氷の魔人は、闇に惑う。 北沢慶

2008年2月 の新刊情報 ガガガ文庫

「とある飛空士への追憶」はレヴィアタンの恋人の作者の人の作品なので、すごく気になりますね。ていうか買う。

天元突破グレンラガン (3) 中島かずき
とある飛空士への追憶 犬村小六
脳Rギュル (2) ショートツ心臓とヤネ裏のタマゴ 構成:佐藤大 原作:夢野久作
Black & Blue 中岡潤一郎
マージナル (2) 神崎紫電

BLACK BLOOD BROTHERS S 5―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集

タイトル:BLACK BLOOD BROTHERS S 5―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あざのこうへい:あざの耕平
絵師  :草河遊也
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

緋色のルシフェラーゼ 2

タイトル:緋色のルシフェラーゼ 2(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :いとういつき:伊藤イツキ
絵師  :KeG
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

08/02/16 - の記事

本日の名台詞

「なあ、剣」
「こ、これはタマネギだ。タマネギを切ると硫化アリルという成分が空気中に気化して、涙腺を刺激するのだ」


タイトル:ライトノベルの楽しい書き方(小説:GA文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :桐野霞
デザイン:?
編集  :?
キャラ :与八雲&流鏑馬剣 (257 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

周りにはラノベ作家だと言うことを内緒にしている学園一の美少女(でも怖くて誰も近づかない)と普通の少年の学園ラブコメ。
誰も間違えないとは思いますが、ハウツー本じゃないですええ。
なお、どうでもいいと言えばいいんですが260頁の挿絵は反則だと思います。

それでは台詞解説。
涙を認めない剣の言い訳。定番ですが、まあなんとなく剣さんの性格を察していただければと思うわけです。

ライトノベルの楽しい書き方

タイトル:ライトノベルの楽しい書き方(小説:GA文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :桐野霞
デザイン:?
編集  :?

ハウツー本じゃなくてラブコメですよ? 間違えないでね?>そんなやつはたぶんいない
内容的にはもうべったべたな学園ラブコメ。
学園一の美女、でも目つきが鋭すぎる上にめっぽう強いので誰も近づけないという孤高の存在である流鏑馬剣。でも彼女は実はデビューしたばかりのラノベ作家だった、ってな話です。
やや変なツンデレを愛する方に。

ぜふぁがるど

タイトル:ぜふぁがるど(小説:電撃文庫)
作者  :しばむらじん:柴村仁
絵師  :ふゆの春秋
デザイン:?
編集  :?

「我が家のお稲荷様」の作者の人の新シリーズ。
変身ヒーローもの……のちょっと変化球タイプですね。
普通変身ヒーローものだと、直球に熱血型の主人公とストレートな正義対悪の話になるか、もしくはヒーローもののパロディっぽい展開になることがほとんどなんですが、この作品の場合は文体にかなり癖があるためかどこか変なヒーローものになってます。

08/02/15 - の記事

ラッキーチャンス! 2

タイトル:ラッキーチャンス! 2(小説:電撃文庫)
作者  :ありさわまみず:有沢まみず
絵師  :QP:flapper
デザイン:?
編集  :?

1ヶ月遅れで読んでます(汗
疫病神からジョブチェンジ(笑)して福の神になったばかりのキチ。
日本最強の霊能者”ごえん使い”でありながら、運には見放されっぱなしで家もなく、学校の隅でテント生活を送る高校生・外神雅人を幸せにするためにやってきたが、キチは福の神としては能力も低いため、効果がイマイチで……。
キチにはストレートな好意をぶつけられ、校内の美少女・二之宮良子ともいい感じ、なラブコメです。ラブコメ好きならおすすめ。

ほうかご百物語

タイトル:ほうかご百物語(小説:電撃文庫)
作者  :みねもりひろかず:峰守ひろかず
絵師  :京極しん
デザイン:?
編集  :?

第14回電撃小説大賞<大賞>受賞作。
なんだか妖怪が吹きだまりやすい?環境にある学園での妖怪ラブコメです。
すごく文章がわかりやすい! それと読者の間口が広いです。
偏ったネタを使ったギャグなどがないし、変な萌えとかに傾倒してもいないので安心して読める感じ。
正統派ヒロインのイタチさんを愛でましょう。

08/02/14 - の記事

本日の名台詞

「えっへっへっ。だって、何かを考えるのって楽しいんだもの」


タイトル:くじびき勇者さま 6番札 誰が初代大統領よ!?(小説:HJ文庫)
作者  :しみずふみか:清水文化
絵師  :牛木義隆
デザイン:?
編集  :?
キャラ :メイベル (61 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ファンタジー世界で明るく楽しくうんちく小説。
なんだそりゃ、と思いたくなるでしょうが一言でこのシリーズを表すとそうなるのですええ。

それでは台詞解説。
解説魔にして発明大好きの聖女様メイベルの原動力がこれ。いーい一言。

under―異界ノスタルジア

タイトル:under―異界ノスタルジア(小説:電撃文庫)
作者  :せなかずあき:瀬那和章
絵師  :u
デザイン:?
編集  :?

第14回電撃小説大賞<銀賞>受賞作。
いわゆる伝奇アクションもの。少しホラーっぽい部分がありますが、まあそんなにグロくも怖くもないです。
人が死ぬと落ちる「異界」。しかし、ほんらい別世界の異界に穴が空いたり、あるいは死人によって生者も異界に浸食され、還らぬ存在となる。
主人公は、兄からの手紙をきっかけとして異界の浸食を制御して武器としている”異界使い”と関わりを持つことに……。

2008年2月 の新刊情報 GA文庫

私は原作を未読なのであえて登録してませんが、なんと名作漫画「マップス」のシェアード・ワールド小説が出ます。往年のファンは要チェックかと。
あと、指南書かと思うようなタイトルの「ライトノベルの書き方」はなんか気になりますね……。

神曲奏界ポリフォニカ メモワーズ・ブラック 大迫純一
EX! 4 織田兄第
メイド刑事6 早見裕司
ガッツ&ブラッド ~蒸気帝国騒動記~ 川崎康宏-

08/02/13 - の記事

君のための物語

タイトル:君のための物語(小説:電撃文庫)
作者  :みかがみまれひと:水鏡希人
絵師  :u
デザイン:?
編集  :?

第14回電撃小説大賞<金賞>受賞作。
さすが金賞、物語としての完成度は半端じゃないです。
新人とか関係なしに、単に一つの作品と捉えておすすめ。
奇妙な出会い方をした「私」と、少々変わり者で謎多き「彼」を巡る物語。

08/02/12 - の記事

本日の名台詞

「あ」
「どうした?」
「ダジャレ考えた。『ミョルニルに妙に似る』。どう?」
「十三点」
「ひゃー。厳しいねえ」
「お前ら……神聖なるミョミュミュルでダジャレなど……」
「噛んだ――っ!」


タイトル:藤堂家はカミガカリ(小説:電撃文庫)
作者  :たかとおひょうすけ:高遠豹介
絵師  :油谷秀和
デザイン:?
編集  :?
キャラ :天霧美琴&建代神一郎&デルトール (86 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

イチオシの圧倒的に文章のテンポがいい物語。
おすすめ中。

はいでは台詞解説。
昨日はシリアスな台詞を前面に持ってきたので今日はコミカルなやつを。
これ戦闘中です。こういう抜けた会話があちこちで交わされるのが持ち味ですね。

クイーンズブレイド メッセージ・オブ・カトレア

タイトル:クイーンズブレイド メッセージ・オブ・カトレア(小説:HJ文庫)
作者  :おきたえいじ:沖田栄次
絵師  :えぃわ
デザイン:?
編集  :?

武林のように一線を越えることはなく、あくまでも全年齢対象でのエロを追求?するファンタジー。
まあいつも通りと言う他ないわけですが強いて言えばあんなでっかい胸では邪魔になって大剣は振れないんじゃないかと思うのですがいかがなもんでしょう(爆)

沙漠の国の物語 ~水面に咲く花~

タイトル:沙漠の国の物語 ~水面に咲く花~(小説:ルルル文庫)
作者  :くらぶきともえ:倉吹ともえ
絵師  :片桐郁美
デザイン:?
編集  :?

(気がついたら2巻の紹介をすっかり忘れてました。後で補完しておこう……)
少女系の作品が好きな人にはおすすめの、男装(というか見た目が少年っぽい)の少女ラビサと激強の青年ジゼットが主役の「砂漠の国」のファンタジー。
ラビサのどこまでもまっすぐな心と、修羅場を幾度もくぐったゆえに殺伐とした人生観を持つジゼットがラビサにだけは掛け値なしの信頼を見せる、そんな二人の純粋な触れあいが心地よいです。
もう二人とも、どんな場面でもお互いのことをしっかり信じてるるんですよねえ……ラブラブ~。……特にジゼットはライバルが多そうですがしっかり頑張れ(笑)

08/02/11 - の記事

本日の名台詞

「別に、私はいいんです。奇蹟みたいに助かった周慈が、これからもこのまま元気でいてくれれば、それで」
『もっとあるだろ? お前くらいの歳の女の子だったらさ。すげえ高いブランドの服が着たいとか、色んなトコ行って遊びたいとか、そういう普通のさ、自分のために何かするっていう……』

「走りたい」
「走りたい走りたい走りたい走りたい。……これで、いいですか?
もし生まれた時からこうだったなら、こんな思いはしてなかったかもしれません。でも、私は知ってるんです。自分の足で歩く感覚を。地面を蹴る感触を。だから余計に……願っちゃうんです」
「絶対に叶わない願いは夢とは言いません。寝言って言うんです」


タイトル:藤堂家はカミガカリ(小説:電撃文庫)
作者  :たかとおひょうすけ:高遠豹介
絵師  :油谷秀和
デザイン:?
編集  :?
キャラ :藤堂春菜&建代神一郎 (171 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

笑いと少しの切なさとアクションとをテンポのいい文体で駆け抜けるストーリー。ええ話だった……。
なお、1巻だけで万事okな綺麗な終わり方ではありますが、続きも普通に書けそうなだけに2巻を今から期待してます。

それでは台詞解説。
もっと軽快でニヤリとさせるような文章もあるんですが、ここではあえてしんみりとする部分を取り上げてみました。