名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

09/02/10 - の記事

葉桜が来た夏 3

タイトル:葉桜が来た夏 3(小説:電撃文庫)
作者  :なつみこうじ:夏海公司
絵師  :もりいしづき:森井しづき
デザイン:?
編集  :?

なんというツンデレ! いや、学(男)の方だけどね?
作品がはじまった当初は、葉桜こそツンデレだと思っていたんですが、とんでもない甘い読みでした。
学の方がよっぽど葉桜より感情を表に出さない癖に、葉桜のことがきになってしょうがないラブラブっぷりですよ?

というわけで、不幸なファーストコンタクトが引き金で死闘を繰り広げ、今は停戦して交流を続けている異星人・アポストリと人間。
ふたつの種族で行われる「共棲」と呼ばれる関係になった、人間の少年・学とアポストリの少女・葉桜のボーイミーツガールなSFです。
もーね、これは理屈じゃないね。このカップルが好きで好きでしょうがない!

ウェスタディアの双星 4

タイトル:ウェスタディアの双星 4(小説:電撃文庫)
作者  :おがわまさたけ:小河正岳
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

小国であるウェスタディア王国に次から次に降りかかる苦難を、ウェスタディアの双星と呼ばれることになる、アルファーニとバドエルという二人の英雄を柱にしながら切り抜けていく星間戦記もの。
こうしたSF戦記ものはどうしてもSF的な設定が先に立って敷居が高くなりがちなんですが、このシリーズはそうした設定は必要最小限(ほんとに半端なく出てきません)にしてエンタメの要素を前面に持ち出しているのが特徴で、とっつきやすく物語展開への一喜一憂に専念できるというわけです。

今回は、ルシリア王女の真価が発揮されます。
あ、誰かに似てると思ったら「でたまか」のメイ王女だよ! ほんとに、心から博愛主義者なんだなあ。