名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

09/02/08 - の記事

本日の名台詞

「地球の裏側にだって、行く方法はあるのにな」


タイトル:パララバ―Parallel lovers(小説:電撃文庫)
作者  :しずきとおか:静月遠火
絵師  :こしじまはぐ:越島はぐ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :村瀬一哉 (251 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

私の死んだ世界と、彼の死んだ世界。
二つの平行世界は携帯電話だけで繋がっている……
緻密に計算された物語であり、切ない青春ストーリーでもあります。おすすめ。

それでは台詞解説。
同じ世界であれば、どうやってでも行くことが出来るのに平行世界ではそれは叶わない。
……この台詞、字面だけだとあんまりピンと来ないかも知れませんが、実際の場面で目にするとかなり来ます。

パララバ―Parallel lovers

タイトル:パララバ―Parallel lovers(小説:電撃文庫)
作者  :しずきとおか:静月遠火
絵師  :こしじまはぐ:越島はぐ
デザイン:?
編集  :?

ちょっと不思議系の恋愛ものかな?と思ったら、甘かった!

ストーリー重視派ならば、この作品は絶対に読んだ方がいいです。
非常に緻密に構築された逸品。

この作者は、創作活動を始める大きなきっかけに「タイム・リープ」があったとあとがきで書いていますが、なるほどそれもうなずけますね。
というか、「タイム・リープ」と聞いて反応できる人も当然のように買いでしょう。
ミステリのように、いくつも蒔かれた伏線が徐々に収束していきラスト近辺の盛り上がりといったら!
いきなり連発しちゃってますが、やっぱり赤枠おすすめで。