名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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09/02/07 - の記事

本日の名台詞

「………………やめんな」
「……えっ?」
「もう、冷めたつもりでいた。バスケに未練なんて、これっぽっちも無いって。そう自分に言い聞かせてた。けど、てんでダメだった。とてもじゃないけど無理だった!
無理なんだ、智花。俺は、君を、見過ごせない」
「……すばる、さん?」
「お願いだ。辞めないでくれ、バスケ。ダメだ智花。君は、バスケを辞めちゃダメな人間だ。バスケだ出来る場所が一つしか無いのなら、君はそれを手放しちゃダメだ」


タイトル:ロウきゅーぶ!(小説:電撃文庫)
作者  :あおやまさぐ:蒼山サグ
絵師  :てぃんくる
デザイン:?
編集  :?
キャラ :長谷川昴&湊智花 (192 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

小学生にバスケ教える「ロリ」という卑怯な餌をぶらつかせつつ、敷居は低く、でも熱くなれるスポ根もの。
挿絵がどうみてもバスケとなんの関係もないのは仕様です。ここはむしろ勝てないスポ根(苦笑)を勝てる代物に仕立てあげた電撃に素直に賞賛を送りたいと思います。

それでは台詞解説。
既に表紙絵や挿絵、制御された本文で敷居の低さは十分提示できていると思うんで、スポ根成分もちゃんと入ってますよ!というアピールで台詞をあげてみました。なんとなく状況は分かると思うのであえて細かくは説明しません。バスケ好き同士、そこには通じるものがあるようです。

ロウきゅーぶ!

タイトル:ロウきゅーぶ!(小説:電撃文庫)
作者  :あおやまさぐ:蒼山サグ
絵師  :てぃんくる
デザイン:?
編集  :?

スポ根大好きな私にとっては「籠球」などという単語が入った時点で読むしかねーぜ!って感じだったのですが……

なるほど、これは上手いスポ根です。あざとく(褒め言葉)、そして今の御時世をものともせず(笑)、ロリという選択肢で攻めてくるとは!
なるほど、コーチね。
そして、ロリという単語は一種の釣りのようなもので中身はしっかり「燃え」られるストーリーです。
スポ根という自分補正も入っているんで、赤枠でおすすめです。

たま◇なま~キミは、何故生きている?~

タイトル:たま◇なま~キミは、何故生きている?~(小説:HJ文庫)
作者  :ふゆきしのぶ:冬樹忍
絵師  :魚
デザイン:?
編集  :?

宇宙から降ってきた鉱物型生命体の欠片が人に寄生・融合、その中の一人である少女・由宇が人と触れ合っていく中で、不死と無限の時間を持つ鉱物とは違う自意識やものの考え方を獲得いていくボーイミーツガールな物語。これにて完結です。

あまりに無限の時を生きすぎて強烈な「自死」という概念に囚われてしまっている鉱物生命体の意識に、みんなが次々引きずり込まれていく中で透は、そして人間はどうなってしまうのか?
最後の最後まで「自死」というテーマを引っ張り続け、どこかにダークなイメージを残していましたが、最後は由宇が頑張ってくれました。

彼女は眼鏡HOLIC3

タイトル:彼女は眼鏡HOLIC3(小説:HJ文庫)
作者  :うえすてつと:上栖綴人
絵師  :ともせしゅんさく:トモセシュンサク
デザイン:?
編集  :?

魔鏡と呼ばれる、強大な特殊能力を使える眼鏡を収集している組織アルハゼン。その中でも最も自在に力を引き出すことが出来る『眼鏡を愛し、眼鏡に愛された』眼鏡使いの少女・めめこをメインとした眼鏡アクション+ソフト百合模様。

わかりやすく言うとR.O.Dの眼鏡版みたいなもんです。

グロリアスドーン8 少女は粉雪に踊る

タイトル:グロリアスドーン8 少女は粉雪に踊る(小説:HJ文庫)
作者  :しょうじたかし:庄司卓
絵師  :四季童子
デザイン:?
編集  :?

まあ続き物だし、今回はストーリーが動いたようで実は大して動いてないんで簡潔に紹介して終わらせます。

今回はドリルが活躍しなかったっ! 以上。