名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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09/02/23 - の記事

本日の名台詞

「君はどうやら恥ずべきことだと思っているようだがね、誰かを守りたいと思うのは、なにより大きな支えとなる。守る対象は国でも思想でも信念でもいいが、やはりベストは人間だ」
「いつか、自分の中で諸々なことが崩れ去ったときに、最後に残るのは、誰かを思う気持ちだ。だから君は、その想いをなにより大切にするといい。それと」
「どんなに願っても、今の君には何もできない。それが、よくわかっただろう?」
「その悔しさも、よく覚えておくといい。無力を憎め。それは君の、一番の原動力になる」


タイトル:アンゲルゼ―ひびわれた世界と少年の恋 (コバルト文庫)(小説:コバルト文庫)
作者  :すがしのぶ:須賀しのぶ
絵師  :こまだきぬ:駒田絹
デザイン:?
編集  :?
キャラ :敷島 (274 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

いいから読め。全4巻(ていっても現時点では私も3巻までしか読んでないんですが)、傑作間違いなし。

それでは台詞解説。
人間味の見えない、怪物のような存在に見えていた敷島の素顔が少し見えてくるそんな一幕です。真相は知らないまでも、救いのない道を陽菜が歩きつつあると知り、それをどうにかして止めたいと願った覚野。その想いは……。

アンゲルゼ―ひびわれた世界と少年の恋 (コバルト文庫)

タイトル:アンゲルゼ―ひびわれた世界と少年の恋 (コバルト文庫)(小説:コバルト文庫)
作者  :すがしのぶ:須賀しのぶ
絵師  :こまだきぬ:駒田絹
デザイン:?
編集  :?

やっぱり、右肩あがり。
1巻から「おもしろい」「すごい」を連発してきましたが、息切れするどころかさらに伸びていきます。
今より少しだけ未来の日本で、アンゲルゼと呼ばれる”天使”との戦いを繰り広げている人類。
軍事教練などが行われてはいるものの、後方にあって直接戦争とは関係ない日々を送っていたはずの普通の高校生の少女・陽菜が、徐々に救いのない戦いの最前線に立つ羽目になっていきます。

がんばって前に進むたびに、救われない事実が、じわり、じわりとひとつずつ明らかになっていくこの絶妙の展開から目が離せません!

ようこそ青春世界へ!

タイトル:ようこそ青春世界へ!(小説:一迅社文庫)
作者  :あさぬまこうた:浅沼広太
絵師  :すまきしゅんご:すまき俊悟
デザイン:?
編集  :?

この人の書く作品はいつもどこかしら変なのですが……意外や意外?割とまっとうな活動をしてる演劇部の部活ものでした。

ただ、ね。
あー……これけっこうでかいネタバレなんで言ってもいいのかな……
悩んだんですが、やっぱこれ言うか言わないかで購入決める人って少なくないと思うんで書いてしまおう。

実はこれ女装ものです!