名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと硝子のドールハウス

タイトル:ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと硝子のドールハウス(小説:コバルト文庫)
作者  :あおきゆうこ:青木祐子
絵師  :あき
デザイン:?
編集  :?

すいません、前半部分は前巻の紹介文のコピペです(汗 いえその決してなのは病に罹って、よけいな時間を消費しているなんて事は決して!
あ、そうだ。「エマ」のような、身分違いの恋の行方が気になる方にはおすすめの作品です。
まあ現在進行形なので、どういう結果に終わるのかはまだわからないんですけどね?

ではここから。
自分自身は内気で恋にも臆病、けれど腕は一流の仕立人クリスと、仕立はできないけれど事務や店の看板としてなくてはならないパメラ。二人の少女が営む仕立屋「薔薇色」は、それを着ると恋がかなうという恋のドレスを作るという評判で、今日も貴族令嬢が訪れる……。
大筋こんな感じの物語です。19世紀のロンドンの貴族社会が舞台ですね。恋のドレスとは反対に、人の心の見にくい面を増幅させるという闇のドレス、そして貴族を憎んでいる女を持ち出すことで、ただドレスを作るだけでなく、物語展開に緊張感を作りだしています。おすすめ。
ここまで。

この巻は、美しくて非常に似た容姿を持った貴族の姉弟がドレスを作る相手です。今回は逆に、クリスの助言がきっかけで姉が本当の恋に落ちていく過程や、弟のネガティブさ、さらに姉弟が持っている知られざる過去の闇など、いつも通りの丁寧な描写で魅せてくれます。しかし、正直貴族の跡継ぎ息子と仕立屋の女店主なんてどう考えても結ばれそうにない組み合わせなわけが……どうなるんでしょうねクリスの恋は。人様を応援ばっかりしてる場合じゃない、がんばれ。


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