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封仙娘娘追宝録11 天を決する大団円(下)

タイトル:封仙娘娘追宝録11 天を決する大団円(下)(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :ろくごまるに
絵師  :ひさいちよしき
デザイン:?
編集  :?

えーと、遅ればせながらやっと読みました。
足かけ14年にわたる物語もついに感動の大団円!……なんですが、その……話をものの見事に忘れていて気持ちが盛り上がるまでが苦労しました(汗

仙人になりたての和穂が封印をうっかりといてしまい、地上に散逸してしまった欠陥宝貝727個。
それに責任を感じた和穂が、最後まで残っていた剣の宝貝・殷雷とともに回収する中華風ファンタジー。
力づくよりも智恵を駆使する場面が圧倒的に多い、宝貝の回収手段は今読んでもなお独創的。今からでもぜひ読んでほしい名作です。

ここ最近の展開で、「これでハッピーエンドなんてありえるのか!?」というくらいにキツイ展開ばかりだったんですが、それは最終巻になっても変わらず。
どっちかというと和穂よりも殷雷の方が目立ってましたが、まあそれはそれでよかったです。
読み始めた時点では「ツンデレ」なんて言葉は考えもしなかったんですが、今にして振り返ってみると殷雷って思いきりツンデレですよねえ……。
宝貝と人間もしくは仙人という組み合わせですが、末永くお幸せに。


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