コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング
作者 :西内啓
絵師 :北野弘務
デザイン:?
編集 :?
絵師直営サイト:なし
特記事項なし
ものすごく読みやすかった!
あとがきでも書かれているように、「もしドラ」の類型で、マーケティングがテーマ。
ビジネス書とライトノベル的なものを結びつけたもしドラはその成功で多くのフォロワーを生んでます。とはいっても実際手にしたのは私の場合本家だけなんですが、あれはドラッカーのすごさを印象付けるにはすごい説得力だし脚本もけっこうドラマチックなんですが、文章が脚本レベルなんですよね。物語として読むにはちょっと……。
その点、これは一切ひっかかりがなく読めました。
ビジネス書としての敷居の高さは限りなく低いと言っていいと思います。ざっくり読むだけならあっという間に読めます。さすがに本の性質上、純粋に小説を読むと同等とまでは言いませんが、マーケティングの本質を知るにはかなりおすすめできます。
ストーリーとしては、バンド活動にチャレンジしたものの初ライブで惨敗した女子大生の絢が、マーケティングの先生から「マーケティングの本質とは何か?」を学び、やがてライブの成功にまで導くというもの。
とにかく完璧な実践はともかく、やろうという気概さえあれば明日からでもできるんじゃね?という気にさせてくれるのは大きいですね(笑)。もちろん体系的に理解するには、ちゃんと別にコトラーの解説書を読んだほうがいいでしょうが、理念だけならこの一冊で十分かと。
欲を言えば、もうちょい今のオタクにより訴えかけるような画風の絵師さんだとよかったんじゃないかという気もしますが、やりすぎると一般には引かれるのでこれくらいでちょうどいいのかな?
ともかく、予想外に楽しく読めた一冊でした。
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