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第10回SD小説新人賞大賞受賞作。

一言でいえば銀河武侠もの。
ジャンルがジャンルだけに見慣れない漢字が多く、慣れるまでやや時間かかりますがお硬い話ってわけでもないのでご安心を。
主人公は童貞のみが使えるという強力な武術『童子神功』の使い手。
まあこれだけでも十二分に「おいちょっと待てや」な設定なんですが、さらに主人公とヒロインはいちゃラブです。
もう全く他人の入り込む余地がないくらい。
童貞だけど。でもいちゃラブ。
なんという組み合わせ……。もちろん武侠ものですから燃える要素にはてんこ盛り。
ロボも出ますよ！ もちろんおすすめ。うん、黒枠で。

兵器すら凌駕する強さを持った存在・武侠。そんな武侠の一人で、かつ「童子神功」の使い手であるカザンは、相棒の武侠少女・ルゥランと仕事の過程で、一人のお姫様・アルフェミナを救出する。彼女の追われている相手は、暗黒武侠という闇の存在。その上、その相手はカザンとルゥランの人生を狂わせた因縁の存在だった。
武侠vs武侠のバトルアクションが幕を開ける！

生身でもバカ強いけど、さらにロボが強い！ 敵が強くてバトルが熱い！
これだけだとロボという要素を取り入れた武侠もの、で終わってしまいますが、主人公は童貞のくせに半端ないいちゃつきっぷりです。なにせ他のキャラが恋をあきらめたり、胸焼けしちゃうレベルですからね！
漢字の奔流は、適度に読み飛ばせば特に気にならないのでぜひとも最後までお読みください。いやいろんな意味で熱かった。（燃え要素＋いちゃラブで）

この作品の名台詞