名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

薄氷あられ、今日からアニメ部はじめました。

タイトル:薄氷あられ、今日からアニメ部はじめました。(小説:このライトノベルがすごい!文庫)
作者  :しまづおぐり:島津緒繰
絵師  :KD
デザイン:?
編集  :?

第3回「このライトノベルがすごい!」大賞栗山千明賞受賞作。
部活もの。たぶんアニメ制作がメインのライトノベルははじめて、のはず。

アニメの制作過程って意外と知ってるようで知らないので、読んでて興味深かったですね。
物語は割とオーソドックスなので、極端な展開はありませんが雰囲気がなんかよかったこともあり、おすすめで。

プレッシャーに弱く、いつも便所飯、存在感が薄い少年・火狩隆史は、ある日学校で裸の女の子の絵を描いているところを、とある少女に見られる。高校生活はこれで終わりかと覚悟したが、その秘密はバラされることはなかった。ただし、絵を見た少女・薄氷あられにアニメ部を作るよう強要される。
秘密を握られた隆史に選択の余地はなく、アニメ部を作るはめになり、まずはメンバー集めをはじめることに……

キャラがいいですね!
強引キャラのように見えて、実は意外と打たれ弱いあられ、ヒロインを食うぐらいに存在感のある生徒会長、やることから言葉遣いまでマイペースなもみじなど。土下座外交には吹いた!

そんなに物語としては濃くはないんですが、どういったらいいんですかねえ。一応全力で取り組んでる筈なんだけどどこか緩さのあるところが文化部としてはありそうな感じなのがよかったのかも。


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