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世界最後の魔境"群馬県から来た少女

タイトル:世界最後の魔境"群馬県から来た少女(小説:スマッシュ文庫)
作者  :くさかいちろう:日下一郎
絵師  :6U☆
デザイン:?
編集  :?

これはひどい。好事家向けですね!(確信
ただし群馬県民なら、群馬の名産品や偉人が怒涛のごとく垂れ流されるので一見の価値あり。

日本の秘境グンマーとか、ネットあたりでさんざん悪乗りしていじり倒した末に暴走した結果がこれだよ!

「群馬県から来た少女」コヨトルが、主人公の通う東京の学園に転校してきた。しかし、それは群馬県による世界支配のためだったのだ!

……はい、もうこの時点でネタ小説、バカ小説の類なのはわかりましたね。ええまったくもってその通りです。少女コヨトルが世界支配のために、群馬の名産品などから生まれた謎兵器などで騒動を巻き起こすというのがだいたいの筋書きですが、思いっきりカオスです。
つか、『群馬王』ってなんだよおい。

無軌道に話が暴走するので、たぶん途中でおなかいっぱいになると思いますが……具体的には半分くらい読んだところで自分は息切れしてきましたが、一冊読み終わると少し群馬県についての豆知識が身につくことでしょう。(内容がねじ曲がってる? いいんだよ別に、だって群馬だし!)
まあそういうわけで読むときは、頭のモードをネタ仕様にしておきましょう。まあ表紙だけでも価値はありそうですがね!

いやー……しかし無軌道な話もそれはそれで立派にラノベとはいえ、こうしてみると先日紹介した「8番目のカフェテリアガール」って実はすごい正統派だったんだなあ、としみじみ思ったのでありました。


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