名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

レーベル別

07/10/27 - の記事

吉永さん家のガーゴイル 13

タイトル:吉永さん家のガーゴイル 13(小説:ファミ通文庫)
作者  :たぐちせんねんどう:田口仙年堂
絵師  :日向悠二
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/10/26 - の記事

ギャルゴ!!!!!-地方都市伝説大全

タイトル:ギャルゴ!!!!!-地方都市伝説大全(小説:MF文庫J)
作者  :ひがともやす:比嘉智康
絵師  :河原恵
デザイン:?
編集  :?

第3回MF文庫Jライトノベル新人賞<優秀賞>受賞作。
いやおもしろかった。独特な味もあるし、なにげなく散りばめられた一言一言にニヤリと出来ます。
ストーリーとしては、3次元以外の存在からは好かれ、その影響からか美少女ゲームの攻略がなにも意識していないのに超絶にうまく、「ギャルゲーゴッド」→「ギャルゴ」とまで呼ばれている中二少年・田中春男が、地方都市伝説の数々と対峙していく話。
バカ小説かと思いきや、青春小説としても読め、ただの嫌な脇キャラで終わらず実はけっこういい奴だったり、それでいてどこかほのぼのしています。
これはもう実際に読んでもらうのが一番だと思います。おすすめ~。

クダンの話をしましょうか

タイトル:クダンの話をしましょうか(小説:MF文庫J)
作者  :うちやまやすじろう:内山靖二郎
絵師  :あさみ:朝未
デザイン:?
編集  :?

「神さまのお気に入り」の作者さんの新シリーズ。
街でセーラー服姿ではやらない占いをしているクダン、彼女は災いの予言をすることができるが、代償として予言をした人からクダンの記憶が失われてしまう……。
連作短編形式ですが、実質的には内容も繋がってます。
神さまのお気に入りでもそうでしたが、こうやって表層的な紹介を書くだけでは伝わりきらない独特の雰囲気を持ってます。
切ないというか、暖かいというかああ文才のなさがもどかしい。

07/10/25 - の記事

渚フォルテッシモ 2

タイトル:渚フォルテッシモ 2(小説:MF文庫J)
作者  :きざきかや:城崎火也
絵師  :桐野霞
デザイン:?
編集  :?

なんというツンデレ。
ちなみにこのシリーズのヒロイン・渚は私の脳内では、伊藤静ボイス(ハヤテのごとくのヒナギクさん声)で再生されてます。

というか優等生でツンデレとかキャラ的にもかなり近いかも。
ツンデレ好きならぜひ読みましょうそうしましょう。おすすめ。

魔女ルミカの赤い糸

タイトル:魔女ルミカの赤い糸(小説:MF文庫J)
作者  :たぐちはじめ:田口一
絵師  :カズオキ
デザイン:?
編集  :?

うわ、これはエロい……
Sっ気のある魔女とMっ気のある少年のボーイミーツガールな魔法もの。
一応純愛……になるのかなこれ?
ついついエロ(といっても描写の仕方がアレなだけで、儀式の一環にすぎないんですが)に目が行ってしまうけれど
話としてもよくまとまっていてすっきりした読後感でした。

07/10/24 - の記事

ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと大いなる賭け

タイトル:ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと大いなる賭け(小説:コバルト文庫)
作者  :あおきゆうこ:青木祐子
絵師  :あき
デザイン:?
編集  :?

ついにやった&やってしまった。
ええもうそう言うしかないです。なにせ貴族社会で身分違いの恋。
そんな簡単にことが運ぶはずもなく……。おすすめ。
「エマ」が好きな方はこのシリーズを読んで損はないと思います。
派手な部分はないけど、じっくりエピソードを積み重ねて各人物の心情を描き出してます。

鋼殻のレギオス 7 ホワイト・オペラ

タイトル:鋼殻のレギオス 7 ホワイト・オペラ(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あまぎしゅうすけ:雨木シュウスケ
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?

詳しい紹介文は省略。
この巻のみどころは、都市対抗戦と……とうとうレイフォン争奪戦が始まるのか!?という部分でしょう。

火の国、風の国物語

タイトル:火の国、風の国物語(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :しわすとおる:師走トオル
絵師  :光崎瑠衣
デザイン:?
編集  :?

12歳の時に単身、多数の襲撃者から王女を護ろうとして力及ばず倒れかけたアレスを、謎の精霊パンドラが「契約」を持ちかけ力を貸して勝利に導きます。
以来、何かの岐路に立つ度にパンドラは現われ、決しても違わない、けれども必ずしも参考になるとは限らない助言をするようになり……。

割とオーソドックスなファンタジー。反乱軍から国を護ろうとする話。ただ、キャラクターはしっかり立ってます。

07/10/23 - の記事

2007年10月 の新刊情報 スーパーダッシュ文庫

魂振の前奏曲はちと意表をつかれました。まさか続くとは。
ともあれたぶんほぼ全部買う、予定。読める、んじゃないかな?>目が泳いでる

ラブ★ゆう4 七月隆文
天使の飼い方・しつけ方 このあとスタッフが全力でもふもふいたしました。 淺沼広太
魂振の前奏曲 北沢大輔
りっぱな部員になる方法。 1) 紙ヒコーキと四次元黒板[第6回スーパーダッシュ新人賞<最終選考作>] 午前三時五分アキカン! 3缶めっ 藍上陸

2007年10月 の新刊情報 MF文庫J

今月は全部買うッ!!

えむえむっ!3 松野秋鳴
ギャルゴ!!!!! 地方都市伝説大全[第3回MF文庫Jライトノベル新人賞<優秀賞>] 安宅代智
クダンの話をしましょうか 内山靖二郎
ゼロの使い魔外伝 タバサの冒険2 ヤマグチノボル
渚フォルテッシモ2 城崎火也
魔女の生徒会長 日日日
魔女ルミカの赤い糸[第3回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>] 田口一

07/10/20 - の記事

にこは神様に○○される?

タイトル:にこは神様に○○される?(小説:ガガガ文庫)
作者  :あらかわたくみ:荒川工
絵師  :ことみようじ
デザイン:?
編集  :?

テキスト…というよりは会話かな? 会話部分が楽しいですええ。
母はなく、父はずっと昔に失踪し以降家を切り盛りする少女・にこ。彼女が父親の部屋を整理しようとしたところ、指輪を発見しついはめてしまったことから物語は始まります。
自称神と名乗る謎の金髪少女が降臨。
その「神様」は、にこと「契る」と言い出して……。
たぶんそうなんだろうなーと思いつつ、予備知識なしで読み終わってから確認したらやっぱり作者はエロゲライターな人でした。

RIGHT×LIGHT―空っぽの手品師と半透明な飛行少女 (ガガガ文庫 つ)

タイトル:RIGHT×LIGHT―空っぽの手品師と半透明な飛行少女 (ガガガ文庫 つ)(小説:ガガガ文庫)
作者  :つかさ:ツカサ
絵師  :近衛乙嗣
デザイン:?
編集  :?

妹を助けられなかった過去をずっと引きずっている少年と、異世界の少女による退魔もの&ボーイミーツガールもの。
基本に忠実というか物語展開は特に突飛な部分はないのですが、最後まで気持ちよく読めました。
こういう後味の良さが欲しかったんですよ。あるいは一貫性。なんにせよイラストに騙されるのはアリだと思います。
アリッサはいい子。

07/10/18 - の記事

不気味で素朴な囲われた世界

タイトル:不気味で素朴な囲われた世界(小説:講談社ノベルス)
作者  :にしおいしん:西尾維新
絵師  :TAGRO
デザイン:?
編集  :?

読了した直後の最初の感想は「うへえ」でした。
非常に西尾維新らしいミステリで、やっぱりというか素敵に壊れた人々ばっかり出てきます。
一応は「きみとぼくの壊れた世界」と同じ世界観上での話ですが、特に前作を読んでなくても大丈夫です。
とはいえ某人物が登場するので、全作読んでおいた方がより楽しめることは確かですが。(でも4年前に読んだのでなーんにも覚えてなかった)

2007年10月 の新刊情報

ドアーズで自らの不見識を知ったので、神坂さんの新作はチェック入れないと……

BLACK BLOOD BROTHERS 8 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 宣戦恋歌― あざの耕平
Dクラッカーズ・ショートII 過日―roots― あざの耕平
ご愁傷さま二ノ宮くん8 鈴木大輔
アビスゲート (1) 果て見えぬ淵の畔に 神坂一
鋼殻のレギオス VII ホワイト・オペラ 雨木シュウスケ
火の国、風の国物語 戦竜在野 師走トオル

アビスゲート 1 果て見えぬ淵の畔に

タイトル:アビスゲート 1 果て見えぬ淵の畔に(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かんざかはじめ:神坂一
絵師  :芳住和之
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

Dクラッカーズ・ショート2

タイトル:Dクラッカーズ・ショート2(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あざのこうへい:あざの耕平
絵師  :村崎久都
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

BLACK BLOOD BROTHERS8

タイトル:BLACK BLOOD BROTHERS8(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あざのこうへい:あざの耕平
絵師  :草河遊也
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

07/10/17 - の記事

ねくろま2。

タイトル:ねくろま2。(小説:MF文庫J)
作者  :ひらさかよみ:平坂読
絵師  :じろう
デザイン:?
編集  :?

魔法ラブコメ……の、最右翼。
お前いくらなんでもそのヒロインはどうよ?>絵的に
というあまりにもフリーダムすぎるヒロインが作品の性質を物語ってます。
萌えの狙い方とか基本的な部分は普通なのに、あのヒロインの存在で一気に有り得ない状態に。
ネタバレを避けるためにぐだぐだ言ってますが、いやはや。

07/10/16 - の記事

福音の少年 虹のウロボロス―Good News Boy

タイトル:福音の少年 虹のウロボロス―Good News Boy(小説:徳間デュアル文庫)
作者  :かじなおたけ:加地尚武
絵師  :中臣亮
デザイン:?
編集  :?

この分量でやっと旧ペンギン書房版の1巻分だそうで、どんだけ分厚いんだ!
全く当人には強大な魔法を使えるという自覚のないままとうとうこの世界の魔法使い最高位であるウィザードにまでされてしまった恵。
平凡な少年が、いきなり英雄扱いされて祭りあげられたりする際の戸惑い・ありそうな失敗や、そのささいな失敗が引き金となって起こる世界規模の混乱が実に真に迫っています。

インシテミル

タイトル:インシテミル(小説:文藝春秋)
作者  :よねざわほのぶ:米澤穂信
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

やっと読めた……
クローズドサークルもの。
様々な理由から、あまりにも高すぎる時給のバイトにつられた参加者12人。彼らの「仕事」とは、密閉された館の地下に閉じこめられた状態で7日間過ごすこと。ただしそれには異常な条件がついていた……。
ミステリ音痴の自分でも人間ドラマとして十分楽しめましたが、作品の構成上、過去のミステリネタが頻出するのでそれを知っているかどうかで物語への入れ込み具合が全然違ってくると思われます。ある程度ミステリをかじっている人はより楽しめる作りですね。
私程度のレベルだと、せいぜい数作品しかわからず。まあ人間ドラマとしてもラストの展開は結構気に入っているのでokokです。

キノの旅 11―the Beautiful World (11)

タイトル:キノの旅 11―the Beautiful World (11)(小説:電撃文庫)
作者  :しぐさわけいいち:時雨沢恵一
絵師  :黒星紅白
デザイン:?
編集  :?

もはや作品の楽しみの何割かはあとがきと化してる気はしますが、まあそれはそれで。
銃を持たせたら凄腕のキノが、いろんな国を巡る物語。キノ自身は何も為さないし、正義の味方でも悪の手先でもなく、国のもめ事には一切干渉せず、あくまでも見聞きして通り過ぎるのみ、というのがポイント。淡々と物語が紡がれるのであまり意識しませんが、実はなにげにきっつい展開も多かったり。
ともあれ、あとがきは無事に見つかりました。よかったよかった(笑)

お花畑の国が今回の中ではよかったかな。アジン(略)の国も捨てがたくはあります。

2007年10月 の新刊情報 ガガガ文庫

ガガガの期待賞は……今後とも付き合っていくのか検討中。今月あたりで見極めますかね……

にこは神様に○○される? 荒川工
Mのフォークロア (2) セレンディップの修学旅行 三上康明
天元突破グレンラガン (2) 砂山蔵澄 監修:中島かずき
“探し屋”クロニクル 7/7のイチロと星喰いゾンビーズ [第1回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<期待賞>] 羽谷ユウスケ

07/10/12 - の記事

ROOM NO.1301 #9

タイトル:ROOM NO.1301 #9(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

典型的なエロゲ主人公のような八方美人な行動をとる少年が、それでもなぜか敵を作らない話。
いやだって、結果だけ見たらまさにこういう話だし!
スクールデイズのすごすぎる結末を見て、「同じようなことやってても結末はすごく違ってるみたいだなあ」などと思ったのでした(笑)。
あ、今回とうとう物語が少し動きます。
それでも修羅場にならないあたりがこのシリーズらしいですええ。

2007年10月 の新刊情報 GA文庫

ここは魔法少年育成センター3 とびます。 久美沙織
神曲奏界ポリフォニカ ペイシェント・ブラック 大迫純一
暗黒は我を蔽う 鏡影都市 朝松健
秋津島 三 神ながら人ながら 鷹野祐希

07/10/11 - の記事

神無き世界の英雄伝 2

タイトル:神無き世界の英雄伝 2(小説:電撃文庫)
作者  :かもしだはじめ:鴨志田一
絵師  :坂本みねぢ
デザイン:?
編集  :?

宇宙で艦隊戦。
この作品を語るには上の一言で十分です。
艦隊戦が見たいなら読むべし。つまりは「銀河英雄伝説」とか好きな層におすすめします。
電子妖精による艦隊運用とか細かい部分を見ていくといろいろあるけど、その辺は見てのお楽しみ。

07/10/10 - の記事

幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ

タイトル:幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :このうたえい:木ノ歌詠
絵師  :尾崎弘宜
デザイン:?
編集  :?

読んでる最中に思ったことは、
「あ、これ砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」と雰囲気が似てるな、でした。
あれが好きな人にはぜひおすすめしたいです。

私だけじゃなくて、どうやら玲朧月さんもおなじことを考えたみたいですね。

ウィザーズ・ブレイン (6〔下〕)

タイトル:ウィザーズ・ブレイン (6〔下〕)(小説:電撃文庫)
作者  :さえぐされいいち:三枝零一
絵師  :純珪一
デザイン:?
編集  :?

非常に個性的で癖が強いアクションシーン、科学+魔法の極みである魔法士の魅力、どちらが正しいという二元論では回らない理念と理念のぶつかり合い、この辺が特徴のSFアクションです。
なお、戦闘シーンは1巻が一番読みにくく、だんだん読みやすくなっていくので世界観に魅力を覚えたのであれば、ぜひこの物語とつきあってみてください。
この巻は議論による理念の対決、そして戦闘につぐ戦闘両方が見どころです。前半の武器を交えない言葉によるぶつかり合いにぞくぞくしました。何を意図的に伏せ何を開示していくのか、そういう駆け引きが実によかった。後半の戦闘シーンの連続についてはもはや言うことはありません。存分に堪能してください。

07/10/09 - の記事

付喪堂骨董店 3

タイトル: 付喪堂骨董店 3(小説:電撃文庫)
作者  :おどうあきひこ:御堂彰彦
絵師  :タケシマサトシ
デザイン:?
編集  :?

変ラノのまとめをしている途中でつい手に取ってしまったのが運の尽き。
まとめを放置してこっちに夢中になってしまい、まとめ記事が出せませんでした。
反省はしていない。

だってこのシリーズすっごい好きなんだもん! 咲かわいいよ咲。

07/10/07 - の記事

薔薇のマリアVer3―君在りし日の夢はつかの間に

タイトル:薔薇のマリアVer3―君在りし日の夢はつかの間に(小説:スニーカー文庫)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?

ウィザードリィな世界観が魅力のダンジョン探索物語。
ダンジョン潜って、お宝見つけて……ってな話ですが、ただしアクションももちろんあるけど深く人間ドラマを彫り込んでるのが特徴です。
特に主人公のマリアは、肉体的な成長ではなく精神的な成長を描いてます。
こういったRPG的な物語で、肉体ではなく精神の方に的を絞って描写するのは珍しいですね。よい人間ドラマが見れます。
でもこの巻は外伝。アジアンのターン!だと思ったらあれ?

07/10/06 - の記事

2007年10月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

ROOM NO.1301 #9 シーナはヒロイック! 新井輝
幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ 木ノ歌詠