名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

09/06/22 - の記事

交錯都市

タイトル:交錯都市(小説:一迅社文庫)
作者  :くろしろう:黒史郎
絵師  :ニリツ
デザイン:?
編集  :?

都市パニックホラー。
まあ簡潔に言うとゾンビ映画を思い浮かべてもらうとわかりやすいです。
作者の人の前作である黒水村とは、世界観が一緒みたいですね。(ちょっと細かいあらすじを忘れちゃったんですが、たぶん登場人物まではかぶってないはず)

意外と知られていないようですが、作者の人はクトゥルー神話賞の最優秀賞を受賞しただけあって、実に(いい意味で)いやーなところで鬱要素などを突っ込んでくるんで油断ならないです本当に。

2009年6月 の新刊情報 MF文庫J

とりあえず一言。……また四文字かっ!!

ぱんどら 西野かつみ
やってきたよ、ドルイドさん!3 志瑞祐
ゼロの使い魔 17 黎明の修道女 ヤマグチノボル
ミサキの一発逆転!3 石川ユウヤ
黒姫のユズハ3 田口一
聖剣の刀鍛冶6 三浦勇雄
蒼月のイリス2 星家なこ

ぱんどら

タイトル:ぱんどら(小説:MF文庫J)
作者  :にしのかつみ:西野かつみ
絵師  :つるぎはがね:蔓木鋼音
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

ゼロの使い魔 17 黎明の修道女〈スール〉

タイトル:ゼロの使い魔 17 黎明の修道女〈スール〉(小説:MF文庫J)
作者  :やまぐちのぼる:ヤマグチノボル
絵師  :うさづかえいじ:兎塚エイジ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

09/06/21 - の記事

帝都たこ焼き娘。―大正野球娘。3

タイトル:帝都たこ焼き娘。―大正野球娘。3(小説:トクマ・ノベルズEdge)
作者  :かぐらざかあつし:神楽坂淳
絵師  :小池定路
デザイン:?
編集  :?

時代は大正。
まだ日本に入ってきて歴史も浅く、女性が野球をやるなど思いもよらなかった時代。
東邦星華女学院の乙女達は、ちょっとした経緯から殿方と野球をして勝つという無理難題に挑戦することに……。
実際の野球史ではもちろんありえない、スポーツ生理学やスポーツ工学などは確立していなかった当時に、金属バットや栄養食、スパイクなどといった道具を「発明」し、さらには戦術も工夫して互角に勝負してみせるというおもしろい作品です。

が。3巻は幕間的な位置づけで野球しません。食べ物対決してます(笑)

時代背景もちゃんと考慮した上で、あくまで上品に、でも年頃の娘らしいかしましさも前面に出した良作です。おすすめ。
あと、作品内では上品な友情レベルの描写に留まっていますが、妄想百合の好きな人にもおすすめ(笑)

09/06/20 - の記事

ラクロス観戦してきた。まじ半端なかった。

とりあえず最初に一言。
一度は生でラクロス見るべし。

09/06/19 - の記事

本日の名台詞

『そのような業務は管轄外です:by神』


タイトル:境界線上のホライゾン 2 上 GENESISシリーズ(小説:電撃文庫)
作者  :かわかみみのる:川上稔
絵師  :さとやす
デザイン:?
編集  :?
キャラ :神 (181 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

厚い! あまりにも厚い! 400ページ読み進めたのにまだ半分行かないってどういうことなの……
それでも読めてしまうだけの魅力があるのが恐ろしいことです本当に。
というわけでまだまだ読み終わる気配を見せません。

それでは台詞解説。
忍者の点蔵が”偶然にも”全裸のトーリをうっかり救ってしまい、しかもお姫様だっこに!!
そんなのは嫌だ!とお姫様だっこキャンセルを契約する神に要求する点蔵ですが……神の答えは無情でした。神様と言えどトーリ(しつこいようだけど全裸)はいやなのか(笑)

アクセル・ワールド 2 紅の暴風姫

タイトル:アクセル・ワールド 2 紅の暴風姫(小説:電撃文庫)
作者  :かわはられき:川原礫
絵師  :ひま:HIMA
デザイン:?
編集  :?

ネット空間上での対戦バトルもの。

太っていて、いじめなども受け自虐傾向の強い中学生の少年・ハルユキが、校内一の美少女と名高い先輩<黒雪姫>と出会い、アクセル・ワールドというネット対戦に関わることでゆっくりと、しかし確実に心の成長を果たしていきます。

至急:ラクロス観戦オフ参加希望のタカユキさんへ

タカユキさんへの私信です。

先日は、明日開催予定のラクロス観戦オフへの参加表明ありがとうございます。

ですが、どうもメールフォームに入力していただいたアドレスが間違っているようで、送ったメールがエラーになってしまいます(汗
再度ご確認の上メール送信をよろしくお願いします!

09/06/18 - の記事

紅はくれなゐ

タイトル:紅はくれなゐ(小説:電撃文庫)
作者  :たかばとも:鷹羽知
絵師  :たまおきべんきょう:玉置勉強
デザイン:?
編集  :?

吉原遊郭を元ネタにした和風ファンタジーで、吉原で起きる連続殺人事件の真犯人を追うミステリだと思ったんですよ。
『これ電撃よりもコバルトじゃね?ていうかラノベの枠からもはみ出しかけてね?』と思いながら途中まで読んだら……
おいィ? なんでこういう着地になった!?
とはいえよくできた和風ファンタジーで、おすすめです。

で、そういう予想外の斜め上展開もさることながら……
とてもデビュー作とは思えない文章力。作者の人はまだ十代…だと…!?
ひょっとすると電撃という枠に留まらない方向に向かうかもしれませんが、これからが非常に楽しみな新人さんですね。

みんなのヒ・ミ・ツ

タイトル:みんなのヒ・ミ・ツ(小説:GA文庫)
作者  :くじらはるひさ:鯨晴久
絵師  :うめはらえみか:梅原えみか
デザイン:?
編集  :?

数々の男とつきあい恋愛経験豊富なはずの美少女が、実は恋愛経験ゼロだった!?
ラブコメです。基本的には定番ですが、ありそうでない設定かも?

悪魔により『偶然に他人の重大な秘密を知ってしまう』能力を得てしまった少年・和人。クラスの人気者・椎名沙紀の秘密を知ってしまったことがきっかけで、なぜか沙紀の恋人のフリをする羽目になってしまい……

神曲奏界ポリフォニカ メモリーズ・ホワイト

タイトル:神曲奏界ポリフォニカ メモリーズ・ホワイト(小説:GA文庫)
作者  :たかどのまどか:高殿円
絵師  :凪かすみ
デザイン:?
編集  :?

長らく過去に飛んでいたスノウ達一行ですが、この『炎帝の紋章編』もこの巻にて完結。ようやく現代に戻ってきます。

リシュリーやブランカの思わせぶりな態度からもやっとおさらば?

2009年6月 の新刊情報 富士見ファンタジア文庫

SH@PPLEは順調に新刊を重ねてますねー。

L 3 詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説 坂照鉄平
SH@PPLE―しゃっぷる― (6) 竹岡葉月
おまもりひまり (3) ドラマちっくフェスティバル みかづき紅月 原作:的良みらん
スレイヤーズ りーでぃんぐ リナ=インバース魔道大全 編:ファンタジア文庫編集部 原作:神坂一
スレイヤーズせれくと3 うちのジョン知りませんか? 神坂一

L 3 詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説

タイトル:L 3 詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :ばんじょうてっぺい:坂照鉄平
絵師  :みずたにゆず:水谷悠珠
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

ストレイト・ジャケット フラグメント03 テンリンのサガ THE GENIUS

タイトル:ストレイト・ジャケット フラグメント03 テンリンのサガ THE GENIUS(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :さかきいちろう:榊一郎
絵師  :藤城陽
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

花守の竜の叙情詩

タイトル:花守の竜の叙情詩(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あわみちほまれ:淡路帆希
絵師  :フルーツパンチ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

神聖のレジスタ4 神々の黄昏

タイトル:神聖のレジスタ4 神々の黄昏(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :きたやまだいし:北山大詩
絵師  :尾崎弘宜
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

09/06/17 - の記事

2009年6月 の新刊情報 一迅社文庫

白銀のローレシアン2 上原りょう
交錯都市―クロスシティ― 黒史郎
勇者と探偵のゲーム 大樹連司
宇宙をかける少女 (上) 瀬尾つかさ

2009年6月 の新刊情報 ガガガ文庫

新人作品が来ました。さて、果たして今回はフリーダムか否か。

恋の話を、しようか 三上康明
サディスティック88 パート2 大泉りか
時間商人 トキタと命の簒奪者たち 水市恵
その日彼は死なずにすむか[第3回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<ガガガ賞>] 小木君人
ブック×マーク! (2) 檜山直樹
やむなく覚醒!! 邪神大沼[第3回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<審査員特別賞>] 川岸欧魚

恋の話を、しようか

タイトル:恋の話を、しようか(小説:ガガガ文庫)
作者  :みかみやすあき:三上康明
絵師  :オトウフ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

09/06/16 - の記事

本日の名台詞

「なんで……逃げなかったんです」
「これはな……私の意地だよ、ハルユキ君。
今回、私はキミの前で無様を晒したからな。キミの師として……また《親》として、あのままでは現実世界で会わせる顔がない」
「い……意地……? でも……負けたら、なんの……意味も……」
「それがキミの勘違いだというのだ。《クレバーな撤退》なんぞ犬にでも喰わせろ! そんなもの何の価値もない! いちど戦場にダイブしたならば……相手が誰だろうとひたすら戦闘あるのみだ!!」


タイトル:アクセル・ワールド 2 紅の暴風姫(小説:電撃文庫)
作者  :かわはられき:川原礫
絵師  :ひま:HIMA
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ハルユキ&黒雪姫 (284 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

バーチャルな世界での対戦格闘ゲームの話。
詳細はちと省略。というかまだ現時点では読み終わったばっかりで紹介文書いてないんです。

それでは台詞解説。
7人しかいないレベル9を持った黒の王の座は伊達ではないことを、黒雪姫がその気概で証明してみせた一幕。たとえ体力ゲージがほとんど残っていない敗北寸前であろうと負けられない戦いならば絶対に退かない!

ほうかご百物語 5

タイトル:ほうかご百物語 5(小説:電撃文庫)
作者  :みねもりひろかず:峰守ひろかず
絵師  :京極しん
デザイン:?
編集  :?

毎度ばつぐんの安定感を誇る癒し系学園妖怪ラブコメ。
いや、要素まぜすぎだろって言われそうだけど実際そうとしか説明しようがないんですって!
主人公の真一がもう見事なくらいにイタチさん一筋でブレが全くなく、好きとはっきり口にすることをためらわないのでみていて清々しいですね。

猫耳父さん

タイトル:猫耳父さん(小説:電撃文庫)
作者  :まつばらまこと:松原真琴
絵師  :おおいわけんじ:大岩賢次
デザイン:?
編集  :?

父子家庭でエロ漫画家として一家を支える38歳の父。
14年間共に暮らしてきた家族同然の猫の死を看取った直後、父に異変が。なんと彼にネコミミとしっぽが生えてきたのだ!

カテゴリエラーなんじゃないか?という根本的な問題を気にしなければ普通にいいハートフルストーリーでした。

09/06/15 - の記事

本日の名台詞

「おどれがどんな価値観持とうと、どんな正義感持とうと勝手やけれど――そんな理想を他人に押し付けんなや」
「……他人じゃねえよ」

「他人じゃありません。家族ですよ」
「…………」
「家族には、僕は理想を押し付けますよ」


タイトル:偽物語(下)(小説:講談社BOX)
作者  :にしおいしん:西尾維新
絵師  :VOFAN
デザイン:?
編集  :?
キャラ :阿良々木暦 (310 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

言葉遊びやボケ&ツッコミの楽しい、とにかく出てくるキャラがことごとく立ちまくっている化物語シリーズ。
なにげに熱い台詞も多かったりします。

それでは台詞解説。
家族のピンチに対して阿良々木暦の選択とは? この理想の押し付けというのはいい意味でのものですが、具体的な内容については本編で、ということで。他人じゃなくて家族だからこそ、多少突っ走っても信頼関係がある、とそんな感じでしょうか。

偽物語(下)

タイトル:偽物語(下)(小説:講談社BOX)
作者  :にしおいしん:西尾維新
絵師  :VOFAN
デザイン:?
編集  :?

徹底的な言葉遊び、ボケとツッコミの応酬、小ネタの連発、それが化物語シリーズのクオリティです。

実は毎巻何らかの怪異と関わることになり、その怪異についてもかなり掘り下げられているんですが、あまりにも言葉遊びのイメージが強烈なので完全に脇役と化してますね。
下巻はファイヤーシスターズ・つまり阿良々木暦の妹にスポットが。

09/06/14 - の記事

ロウきゅーぶ! 2

タイトル:ロウきゅーぶ! 2(小説:電撃文庫)
作者  :あおやまさぐ:蒼山サグ
絵師  :てぃんくる
デザイン:?
編集  :?

本来日陰者存在であるスポ根をいっそ清々しいまでに萌え補正を施して、敷居を下げまくり『打ち切りなんてさせないぜヒャッハー!』という萌えスポ根。
部員の不祥事でバスケ部という活動場所を奪われてしまいくさっていた高校生が、実力的には初心者集団である小学生の少女5人のバスケットボール同好会を試合で勝てるように指導していくというそんな物語。
スポ根ならではの熱い描写もちゃんとあります。

09/06/12 - の記事

ウィザーズ・ブレイン 7 天の回廊 下

タイトル:ウィザーズ・ブレイン 7 天の回廊 下(小説:電撃文庫)
作者  :さえぐされいいち:三枝零一
絵師  :純珪一
デザイン:?
編集  :?

気象制御衛星の暴走によって、日照が遮断された冬の世界。
食料は人工プラントで作るしかなく、数少ない資源を巡って大戦が勃発。泥沼の争いの結果、人口が激減しもはや大戦の継続が不可能なくらい人類は疲弊していた……。

iブレインを脳に埋め込んで膨大な演算能力や身体能力の底上げが可能となった魔法士同士の非常に独特なバトルや、巻を追う事にかえって謎が深まっていく奥深い設定など魅力のたっぷりつまったシリーズもいよいよ佳境に入ってきました。
とうとうこの巻で気象制御衛星の暴走に至る一切の経緯、そこにまつわる数々の謎が一挙に明かされます。

乃木坂春香の秘密 10

タイトル:乃木坂春香の秘密 10(小説:電撃文庫)
作者  :いがらしゆうさく:五十嵐雄策
絵師  :しゃあ
デザイン:?
編集  :?

天然スケコマシ少年・裕人が、周りの幼なじみやメイドさんに次々とフラグを立てまくって、本命ヒロインである春香をやきもきさせるラブコメ。
もう全くと言っていいほどいつも通り。
表紙でラクロスのスティックを振っていたのでつい優先して読んでしまいました(笑)

いつも通りパンチラシーンがあって、いつも通り余計なフラグをまた立てて、相変わらず二人の関係はカメよりも遅い速度でしか前進しません。……ていうかあそこまでいくと裕人の鈍さは犯罪だよね絶対。

09/06/11 - の記事

本日の名台詞

「いいか、宮野。私は昨日学んだ。人間は変わろうと思えば変われる。変わろうと思わなければ、変われないのだ」
「そんなの……嘘です。私は、ずっと、思ってた。ずっと、変わりたいって思ってきた。いっぱい本を読んだ。アルバイトだってやってみた。だけど、変わることなんか、できなかった」
「その下らない噂を信じているうちは駄目だろうな。変わるというのは、今の自分を否定することではない。今の自分を認めるからこそ、変われるんだ」
「で、でも、そんなこと」
「私は、いつだって胸を張って言えるぞ。今までの自分に後悔はあっても、間違っていたことはあっても、私は、私のことが好きだ。変わりたければ、まずは自分のことを好きになってみろ」みち


タイトル:レンタル・フルムーン 第1訓 恋愛は読みものです(小説:電撃文庫)
作者  :せなかずあき:瀬那和章
絵師  :すまきしゅんご:すまき俊悟
デザイン:?
編集  :?
キャラ :満月ツクモ&宮野小雪 (257 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

シュールコメディで現代学園伝奇とか書くと、笑いの方ばっかりかと思われるかもしんないのでこういう台詞も拾っておこうかと。
ヒロインのツクモはけっこういいこと言うんですよね。

それでは台詞解説。
過去の事件がきっかけで自分に全く自信がなく沈み込む宮野に、ツクモが優しく語りかけます。うーん名言。まあ残念な発言というかお前は空気読め的な発言もあるんですけどね!

レンタル・フルムーン 第1訓 恋愛は読みものです

タイトル:レンタル・フルムーン 第1訓 恋愛は読みものです(小説:電撃文庫)
作者  :せなかずあき:瀬那和章
絵師  :すまきしゅんご:すまき俊悟
デザイン:?
編集  :?

現代学園異能アクション。
一応ラブコメとなってますが、方向性としてはシュールコメディ+伝奇ものかな?
基本的にはけっこうシリアスな設定とかもあるんですが、真面目な顔してひょいっと斜め上の設定が顔を出すという感じ。
確かに出てくるキャラは、誰しもみんなちょっと”残念なところ”があって、それが持ち味になってます。