名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

みんなのヒ・ミ・ツ

タイトル:みんなのヒ・ミ・ツ(小説:GA文庫)
作者  :くじらはるひさ:鯨晴久
絵師  :うめはらえみか:梅原えみか
デザイン:?
編集  :?

数々の男とつきあい恋愛経験豊富なはずの美少女が、実は恋愛経験ゼロだった!?
ラブコメです。基本的には定番ですが、ありそうでない設定かも?

悪魔により『偶然に他人の重大な秘密を知ってしまう』能力を得てしまった少年・和人。クラスの人気者・椎名沙紀の秘密を知ってしまったことがきっかけで、なぜか沙紀の恋人のフリをする羽目になってしまい……

やはり肝なのは、どこでどう間違ったか、”沙紀の秘密をうっかりバラされないかすぐ側で監視する”&”うっとおしいストーカーまがい撃退”という名目で恋人のフリをするってところでしょうね。
ま、こういう『恋人のフリ』を続けていると大方の予想通りの展開になるわけですが、でも主人公は幼馴染み(あれ? 幼馴染みじゃなかったっけ……?)のことが一番好きでその軸はブレてないところがポイント。結果だけ見ればどう見てもハーレムルートなんだけど、一見する限りじゃそういうふうには見えません。和人は普通にいいやつ。

それと、沙紀ってなにしろ本当の意味での恋愛経験はないだけに、かなり純情でかわいいところがあります。初恋のやり直しとか?

明らかに2巻以降に続く流れですが、この恋愛模様がどういう結末を迎えるのかはちょっと興味があります。


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/3768