名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/10/17 - の記事

ねくろま2。

タイトル:ねくろま2。(小説:MF文庫J)
作者  :ひらさかよみ:平坂読
絵師  :じろう
デザイン:?
編集  :?

魔法ラブコメ……の、最右翼。
お前いくらなんでもそのヒロインはどうよ?>絵的に
というあまりにもフリーダムすぎるヒロインが作品の性質を物語ってます。
萌えの狙い方とか基本的な部分は普通なのに、あのヒロインの存在で一気に有り得ない状態に。
ネタバレを避けるためにぐだぐだ言ってますが、いやはや。

07/10/16 - の記事

台詞が紹介できない

ここしばらく台詞の紹介がとぎれがちでごめんなさい。
どうも「これだ!」と思って探索する作品に限ってうまいこと抜ける部分がなかったりしまして……。
今日もそんなこんなで流し読みとはいえ、幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤを30分ほど読み返した挙げ句成果なし。
あううううう……

福音の少年 虹のウロボロス―Good News Boy

タイトル:福音の少年 虹のウロボロス―Good News Boy(小説:徳間デュアル文庫)
作者  :かじなおたけ:加地尚武
絵師  :中臣亮
デザイン:?
編集  :?

この分量でやっと旧ペンギン書房版の1巻分だそうで、どんだけ分厚いんだ!
全く当人には強大な魔法を使えるという自覚のないままとうとうこの世界の魔法使い最高位であるウィザードにまでされてしまった恵。
平凡な少年が、いきなり英雄扱いされて祭りあげられたりする際の戸惑い・ありそうな失敗や、そのささいな失敗が引き金となって起こる世界規模の混乱が実に真に迫っています。

インシテミル

タイトル:インシテミル(小説:文藝春秋)
作者  :よねざわほのぶ:米澤穂信
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

やっと読めた……
クローズドサークルもの。
様々な理由から、あまりにも高すぎる時給のバイトにつられた参加者12人。彼らの「仕事」とは、密閉された館の地下に閉じこめられた状態で7日間過ごすこと。ただしそれには異常な条件がついていた……。
ミステリ音痴の自分でも人間ドラマとして十分楽しめましたが、作品の構成上、過去のミステリネタが頻出するのでそれを知っているかどうかで物語への入れ込み具合が全然違ってくると思われます。ある程度ミステリをかじっている人はより楽しめる作りですね。
私程度のレベルだと、せいぜい数作品しかわからず。まあ人間ドラマとしてもラストの展開は結構気に入っているのでokokです。

キノの旅 11―the Beautiful World (11)

タイトル:キノの旅 11―the Beautiful World (11)(小説:電撃文庫)
作者  :しぐさわけいいち:時雨沢恵一
絵師  :黒星紅白
デザイン:?
編集  :?

もはや作品の楽しみの何割かはあとがきと化してる気はしますが、まあそれはそれで。
銃を持たせたら凄腕のキノが、いろんな国を巡る物語。キノ自身は何も為さないし、正義の味方でも悪の手先でもなく、国のもめ事には一切干渉せず、あくまでも見聞きして通り過ぎるのみ、というのがポイント。淡々と物語が紡がれるのであまり意識しませんが、実はなにげにきっつい展開も多かったり。
ともあれ、あとがきは無事に見つかりました。よかったよかった(笑)

お花畑の国が今回の中ではよかったかな。アジン(略)の国も捨てがたくはあります。

2007年10月 の新刊情報 ガガガ文庫

ガガガの期待賞は……今後とも付き合っていくのか検討中。今月あたりで見極めますかね……

にこは神様に○○される? 荒川工
Mのフォークロア (2) セレンディップの修学旅行 三上康明
天元突破グレンラガン (2) 砂山蔵澄 監修:中島かずき
“探し屋”クロニクル 7/7のイチロと星喰いゾンビーズ [第1回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<期待賞>] 羽谷ユウスケ

07/10/15 - の記事

本日の名台詞

「瞳子、と呼び捨てにしてください」


タイトル:マリア様がみてる 薔薇の花かんむり(小説:コバルト文庫)
作者  :こんのおゆき:今野緒雪
絵師  :ひびき玲音
デザイン:?
編集  :?
キャラ :松平瞳子 (47 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

いまさら説明するまでもなさそうなので、マリみてについての紹介は省略。

さて台詞解説。
個人的には今回の話の中でもっとも破壊力の高かった台詞です。
一見してクールで他人と距離を置いているように見える瞳子ですが、実はけっこう尽くすというか構って欲しいタイプなんですよね。
その辺のエッセンスが凝縮されていると思います。当然ですが、普通は呼び捨てにしませんからね?
呼び捨て=某イベントを通過した証です。

07/10/14 - の記事

「変ラノ」まとめ その2

変ラノまとめ その1(作品別の上位)/まとめ その2(シリーズ別集計)/まとめ その3(作家別集計&終幕挨拶)

まとめ記事1つ作るのにどんだけかかってんだ!と各方面からお叱り受けそうです(汗
すんません物理的な忙しさよりもむしろ心理的にバタバタしてます……とまあ言い訳はこれくらいにしておいてではまとめ第二弾。

07/10/13 - の記事

女皇の帝国 内親王那子様の聖戦 [ワニノベルス]

タイトル:女皇の帝国 内親王那子様の聖戦 [ワニノベルス](小説)
作者  :よしだちかし:吉田親司
絵師  :颯田直斗
デザイン:?
編集  :?

例の知る人ぞ知る(笑)巫女メイド戦記の人の作品。
実は発売直後に買ったものの積ん読になっていたのですが、とある動画をみて優先度がはねあがって読了しました。

ひれ伏せ平民どもっ!(ニコニコ動画)/youtube版

まさか元ネタがわからない人はいないと思いますが、万が一本気でわからなければ今すぐここをみて学習しておきましょう(笑)
なんというか「日本っていい国だなあ」とつくづく思いましたよええ。
まあなにはともあれ内親王那子様自らもオートジャイロの名手として活躍する仮想戦記です。
那子様! 那子様! 那子様! 那子様! >壊れ気味

07/10/12 - の記事

「変ラノ」まとめ その1

変ラノまとめ その1(作品別の上位)/まとめ その2(シリーズ別集計)まとめ その3(作家別集計&終幕挨拶)

まずはみなさま、変ラノの主旨に賛同し、ご参加くださってありがとうございました!

ROOM NO.1301 #9

タイトル:ROOM NO.1301 #9(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

典型的なエロゲ主人公のような八方美人な行動をとる少年が、それでもなぜか敵を作らない話。
いやだって、結果だけ見たらまさにこういう話だし!
スクールデイズのすごすぎる結末を見て、「同じようなことやってても結末はすごく違ってるみたいだなあ」などと思ったのでした(笑)。
あ、今回とうとう物語が少し動きます。
それでも修羅場にならないあたりがこのシリーズらしいですええ。

2007年10月 の新刊情報 GA文庫

ここは魔法少年育成センター3 とびます。 久美沙織
神曲奏界ポリフォニカ ペイシェント・ブラック 大迫純一
暗黒は我を蔽う 鏡影都市 朝松健
秋津島 三 神ながら人ながら 鷹野祐希

07/10/11 - の記事

(ああもうほんとにごめんなさいごめんなさい)

いつになったら某まとめ記事を出すのかと怒られそうです。
風邪引いたかと思えば、飲み会連続だったり、どうみても自分のせいです。
きょ、今日こそはなんとか……(汗

本日の名台詞

「こ、このバカ……
あんたってバカね! ホントにバカね! もう、救いようがないくらい大バカね!」


タイトル:ウィザーズ・ブレイン (6〔下〕)(小説:電撃文庫)
作者  :さえぐされいいち:三枝零一
絵師  :純珪一
デザイン:?
編集  :?
キャラ :クレア (335 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

「一時期は1年に1冊出ればいいですはい」と思っていたウィザーズ・ブレインの刊行速度があがっている?
いやはやめでたいことです。
圧倒的なまでの設定はもちろんですが、ここに来て恋愛的な要素があちこちヒートアップ中!
うーん、ヘイズとクレアというのはちょっと想像の範囲外でした。真昼とサクラとか、月夜とイルの組み合わせにも注目したいところであります。
いやー、設定以外のことにドキドキすることになろうとはなあ。

それでは台詞解説。
ただのツンデレな台詞ですがそれが何か?
まあたまにはいいじゃないですかということで。大怪我したヘイズを見舞い?した時の一幕。
計画のおおざっぱなヘイズに呆れている……のではなくて、どう見てもヘイズのことが心配でしょうがなかったとしか思えません。
なんというツンデレ。
もういいです、このまま二人はカップル成立でokです。

神無き世界の英雄伝 2

タイトル:神無き世界の英雄伝 2(小説:電撃文庫)
作者  :かもしだはじめ:鴨志田一
絵師  :坂本みねぢ
デザイン:?
編集  :?

宇宙で艦隊戦。
この作品を語るには上の一言で十分です。
艦隊戦が見たいなら読むべし。つまりは「銀河英雄伝説」とか好きな層におすすめします。
電子妖精による艦隊運用とか細かい部分を見ていくといろいろあるけど、その辺は見てのお楽しみ。

07/10/10 - の記事

本日の名台詞

あたしはホームの縁で足を止めた。何もかもが色褪せて見えた。もう二度と、その上を電車が通過することのないレールを、呆然と眺めやった。何てこった。あたしは遅すぎた。世界はあたしの思惑なんてお構いなしに、猛烈なスピードで過ぎ去っていく。それはもう、残酷なまでに。
あたしは今日、このホームから転落する予定だった。
なのに、あたしを轢き殺してくれるはずだった電車のほうが、先に命日を迎えてしまうなんて。家を出る直前、そういや飛び降りの場合は靴を脱ぐ人が多いけど、飛び込みのときも靴は脱いだ方がいいのかな……とか考えていた自分が、本当に愚かな小動物に思えた。
ずるい。反則だ。死ね。何もかも死んでしまえ。死に絶えてしまえ。


タイトル:幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :このうたえい:木ノ歌詠
絵師  :尾崎弘宜
デザイン:?
編集  :?
キャラ :有賀海幸 (9 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

「砂糖菓子は弾丸を撃ち受けない」ファンや、決して明るくはないはずなのにどこか透明感のある雰囲気が好きならぜひ。

さて台詞解説。
冒頭の独白部分から引っ張ってきました。死ぬつもりが、死に損ねてしまった少女のつぶやき。

幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ

タイトル:幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :このうたえい:木ノ歌詠
絵師  :尾崎弘宜
デザイン:?
編集  :?

読んでる最中に思ったことは、
「あ、これ砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」と雰囲気が似てるな、でした。
あれが好きな人にはぜひおすすめしたいです。

私だけじゃなくて、どうやら玲朧月さんもおなじことを考えたみたいですね。

ウィザーズ・ブレイン (6〔下〕)

タイトル:ウィザーズ・ブレイン (6〔下〕)(小説:電撃文庫)
作者  :さえぐされいいち:三枝零一
絵師  :純珪一
デザイン:?
編集  :?

非常に個性的で癖が強いアクションシーン、科学+魔法の極みである魔法士の魅力、どちらが正しいという二元論では回らない理念と理念のぶつかり合い、この辺が特徴のSFアクションです。
なお、戦闘シーンは1巻が一番読みにくく、だんだん読みやすくなっていくので世界観に魅力を覚えたのであれば、ぜひこの物語とつきあってみてください。
この巻は議論による理念の対決、そして戦闘につぐ戦闘両方が見どころです。前半の武器を交えない言葉によるぶつかり合いにぞくぞくしました。何を意図的に伏せ何を開示していくのか、そういう駆け引きが実によかった。後半の戦闘シーンの連続についてはもはや言うことはありません。存分に堪能してください。

07/10/09 - の記事

本日の名台詞

あなた以外に誰がいるっていうの――


タイトル: 付喪堂骨董店 3(小説:電撃文庫)
作者  :おどうあきひこ:御堂彰彦
絵師  :タケシマサトシ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :舞野咲 (311 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

特殊な力を持ったアンティーク(の偽物)を扱う骨董店。そのアンティークを巡って様々な事件と遭遇する物語です。
この手の話自体は、特に珍しくはないのですが物語にバリエーションがあって、非常に切なすぎる終わり方をしたり、読み手を飽きさせません。
ラブな部分も、毎巻恒例第四話はニヤニヤエピソードになっているので、そっちも万全。
お気に入りのシリーズです。

それでは台詞解説。
なんですが……あえて詳細は伏せておきます。
ただ、お互い不器用だけどなんだかんだいって実はラブラブなんですよねえ。いやはや青春ですね。そういう意味ですええ。

付喪堂骨董店 3

タイトル: 付喪堂骨董店 3(小説:電撃文庫)
作者  :おどうあきひこ:御堂彰彦
絵師  :タケシマサトシ
デザイン:?
編集  :?

変ラノのまとめをしている途中でつい手に取ってしまったのが運の尽き。
まとめを放置してこっちに夢中になってしまい、まとめ記事が出せませんでした。
反省はしていない。

だってこのシリーズすっごい好きなんだもん! 咲かわいいよ咲。

07/10/08 - の記事

本日の名台詞

なあ。そろそろ仕事の話、しないか。
「何よその言いぐさ。私はね、キミがあまりにも愚かなので哀れに思ってわざわざ教え導いてあげているのよ? 神も悪魔も、いずれも人間の脳が生み出したイメージであり、観念上の仮想的存在にすぎないのよ」
「カトリックのお膝元でエクソシストの教育を受けた光紗先輩が、そんなマリリン・マンソンみたいな発言をしていいのか?」
「いいのよ。神もロックも死んだのよ」
ちょっとかっこいい。


タイトル:イマジン秘蹟 1(小説:スニーカー文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?
キャラ :尾津智弘&大道寺光紗 (127 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

学園退魔もので、個性的なメンバーが暴れ回ります。
各人物にも重い背景があったりして、物語もけっこうしっかりしているんですがやはり軽口の応酬こそが華。
しかもツンデレ率高し。軽口のキャッチボールが好きな人ならおすすめ。

それでは台詞解説です。
この台詞の肝は、実のところマリリン・マンソンかも。リンク先はwikiなんで詳細知りたい方はじっくり読んでもらうとして、要は「アンチクライスト・スーパースター」の人です。
つまり「上手いこと言った!」というやつですええ。

変ラノ投票、締め切りました。

変ラノの投票〆切させていただきました。たくさんのご参加ありがとうございます。
トラックバックがエラーで受付されず、投票がカウントされていなかったというトラブルもあり得ますので、投票なさった方はこちらのページで自分の投票を確認してみてください。
ただいま、結果のまとめなどは準備中です。

07/10/07 - の記事

砂糖と塩を間違えるドジッ娘は実在した!!

よく漫画やラノベで料理下手な女の子が出てきて、砂糖と塩間違えて殺人的な味になってorz……って展開ありますよね?
今まで「あれはお話のなかだけで、実際有り得ないだろ」と思ってました。だって粒子の大きさ全然違うじゃないですか。
一目見りゃわかるだろ!
や、でもいるところにはいるもんですね。自分の知り合いがそんなドジっ娘だとは思わなかったけどな!(爆)

「このライトノベルがすごい!2008」のアンケートが明日までです/変ラノの〆切は明日正午までです。

このライトノベルがすごい!2008のアンケート投票は明日までです。
まだ間に合いますよ! 今からでも遅くありません。投票へGO。

そして、当サイトの企画「そう、あたしたちはこんなにも変てこなライトノベルを愛しているのだらよ」の投票も明日正午まで。
ぜひ投票にご参加くださいませ。

本日の名台詞

一番近くにいるのは、わたしだ。
わたしが取らなかったら、間違いなく場外になり敵側のボールになってしまう。
頭でそう思うよりも速く、体は走り出していた。
血が沸き、肉が踊る。
そんな言葉を実感する。
肺が心臓が血液が、凄まじいスピードで回転して、わたしを走らせようとしてる。
もうとっくの昔に息は上がり、脚の筋肉も悲鳴をあげてる。
こんなことして、何になる?
こころのどこかで、優等生の麻生級長が嗤った。
必死に走って汗だくの泥だらけになって、それでどうする?
たかが一点、取り返せるだけじゃないか。
時間はもうない。それで別にチームが勝つわけじゃない。このみっともない試合内容を取り繕えるわけでもない。なんて、バカバカしい。
そうだ。
その通りだ。
でも。


タイトル:暴風ガールズファイト(小説:ファミ通文庫)
作者  :ささはらしお:佐々原史緒
絵師  :倉藤倖
デザイン:?
編集  :?
キャラ :麻生広海 (292 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ラクロスでスポ根。
クールで優等生で別にラクロスなんか興味なかった少女・麻生広海が一人の転校生のペースに巻き込まれて、次第にラクロスに惹かれていきます。
適度にコメディもあって、そして熱い。おすすめ。キャラの書き分けもお見事。

えーと台詞解説ですが……実はちょっと寸止め風味です。

薔薇のマリアVer3―君在りし日の夢はつかの間に

タイトル:薔薇のマリアVer3―君在りし日の夢はつかの間に(小説:スニーカー文庫)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?

ウィザードリィな世界観が魅力のダンジョン探索物語。
ダンジョン潜って、お宝見つけて……ってな話ですが、ただしアクションももちろんあるけど深く人間ドラマを彫り込んでるのが特徴です。
特に主人公のマリアは、肉体的な成長ではなく精神的な成長を描いてます。
こういったRPG的な物語で、肉体ではなく精神の方に的を絞って描写するのは珍しいですね。よい人間ドラマが見れます。
でもこの巻は外伝。アジアンのターン!だと思ったらあれ?

07/10/06 - の記事

2007年9月の傑作ライトノベルピックアップ

2007年9月発売のライトノベルの中から、個人的に特におもしろかったものをピックアップして紹介。(先月分はこちら
9月もやっぱりばたばたしていて、危うく一番のお勧めを読みこぼすところでした。
単発&新作優先。特に人気シリーズについてはよほどすごい!と思ったとき以外は対象から除外します。
詳細な感想・名台詞については書影をクリックしてください。
明確な順位付はしていませんが、上の方のものをよりおすすめとしています。


“ばいばい、アース 1
燃える燃える大剣+少女。
こればかり強調してますが、ハイ・ファンタジーとして作りこまれた独自の世界観も魅力です。

2007年10月 の新刊情報 富士見ミステリー文庫

ROOM NO.1301 #9 シーナはヒロイック! 新井輝
幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ 木ノ歌詠

07/10/05 - の記事

本日の名台詞

――世界を穿孔せよ、
得難い適所(ピッチ)を自ら外れ、唸りを上げろ。それがお前の望むもの、お前が行こうとしている所。
お前がそこに存すことの由縁(リズム)を取り戻せ。


タイトル:ばいばい、アース 1(小説:角川書店)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :唸る剣<ルンディング> (71 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

まだ4分冊の1巻しか出てない段階ですが……燃えるものは燃えるのです。
しつこいようですが、大剣+少女の組み合わせはかっこいい。作者の人は冲方丁ですよ!

それでは台詞解説。
しゃべったりする剣ではないんですが、ただの剣でもないようで、ある時剣の意思のようなものを感じ取った時の一幕。
やはり「世界を穿孔せよ」この一言に痺れました。もっとも真に何を言っているのかは、まだまだよくわかりませんが……