名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/07/09 - の記事

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈3〉

タイトル:とある魔術の禁書目録(インデックス)〈3〉(小説:電撃文庫)
作者  :かまちかずま:鎌池和馬
絵師  :灰村キヨタカ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

本日の名台詞

「なんですか、この、見ていると非常に腹が立ってくるおもちゃは!」
私はビシッとテーブルの上の物体を指した。愛らしいファンシーなウサギが、ゆっくりと首を左右に揺らし続けるおもちゃである。
旦那はタオルを私に投げ返しながら、ウサギ人形を手に取って、
「ゲーセンで取ったの。おかしいなあ、今流行りの癒し系おもちゃなのに。なんで腹が立つわけ?」
「その無意味な反復運動が許せないのです。このスピード時代に無意味でゆっくりした運動をするのは、私の不思議な踊りだけでいいのです!」
「あーあー、自分で言っちゃったよ」


タイトル:食卓にビールを6(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :こばやしめぐみ:小林めぐみ
絵師  :剣康之
デザイン:?
編集  :?
キャラ :私&旦那 (33 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

飄々としたSF的非日常な日常を描いたお話。女子高生理系オタク人妻作家最強。

さてそれでは台詞解説ですが……
人を食ったような作風を理解してもらうために引っ張ってみました。ちょっとでもこの妙なノリの一端がわかるとよいのですが。

食卓にビールを6

タイトル:食卓にビールを6(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :こばやしめぐみ:小林めぐみ
絵師  :剣康之
デザイン:?
編集  :?

女子高生で人妻で作家で理系オタクで何が起きようとも全然動じない「私」のちょっとおかしなSF的日常を描いた物語。
いつも飄々として、人を食ったような展開で、それでいてけっこうシュールでもあったりする連作短編の数々。
これを読まずしてライトノベル好きを語るなかれ!

燃え燃え展開とかそういうものとは無縁なので多少好みはあるかもしれませんが、未体験なら一度はお試しを。超おすすめ。