名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/07/22 - の記事

2007年上半期ライトノベルサイト杯……投票したいなあ……

2007年上半期ライトノベルサイト杯、投票しようと思ってるんですが同人関係が修羅場で検討してる余裕が……(汗
ニュースサイト系とかでも歓迎だそうなので、みなさんこぞって参加しましょう。前回はタコミスで投票し損ねたので今回は参加するぜ。
下で、はてな以外のサイトの参加方法についても補足されてます。今週の土曜〆切。
ラ板大賞は結局いつも通り結果だけ眺めて終わり。(というか実は一回も投票したことなかったり)

参考:●ラノサイ杯3次報告

本日の名台詞

「あたしが恐がりだっていうさっきの話だけどね……うん、昨日はすごく怖かった。本当に、夜の間中、あたしはソファーの上でふるえてた。でもね、ふしぎ。今は――」
あたしは――今は――
「あたしは、お前なんか怖くないっ!」
だから安心して、クルル。
そうだ。怖れてない。怖がってなんかいられない。
クルーエルから受け取ったものを、渡さなくちゃいけない。


タイトル:黄昏色の詠使い 3 アマデウスの詩謳え敗者の王(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :さざねけい:細音啓
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ミオ (293 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品全体から漂う優しさに触れるがよいのです。読みませう。

それでは台詞解説。
ミオは優しくて、恐がりで、でも友達をどこまでも信じている少女。心の底から信頼しているから、一度はくじけたその心も再び勇気を奮い起こすことが出来るのです。決して強くはない存在が、決死の思いで揺り起こす勇気……いいなあ。

黄昏色の詠使い 3 アマデウスの詩謳え敗者の王

タイトル:黄昏色の詠使い 3 アマデウスの詩謳え敗者の王(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :さざねけい:細音啓
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?

この世に存在する5色の名詠式のいずれにも属さない「夜色名詠」を亡き母から受け継ぎ、習得しようと頑張る少年・ネイトと、緋色の髪の赤色名詠を使う少女・クルーエル。
二人のボーイミーツガールなファンタジー。
随所にアクションなども盛り込まれていますが、とにかく作品全体から漂ってくる優しさが最大の特徴です。
イマイチよくわからん、という方はとにかく1巻だけでも読んでみて、その優しさを肌で実感してください。おすすめ!
2007年上半期2chライトノベル板大賞もこの作品が制したようですが、納得の出来です。