銀色ふわり
作者 :ありさわまみず:有沢まみず
絵師 :笛
デザイン:?
編集 :?
この設定は卑怯!>褒め言葉です
いやいや、いい意味で実にあざとい設定なのでkanonとかAIRを好きな層には超ストライクでしょうこれは。
というわけで……繰り返すようですが、この設定が出来上がった時点で敗北は約束されたいたも同然です。
ある時、街角で気になる一人の少女を見た少年。驚いたように少年のことを見ていたその少女と、少年は数日後に再会することになる。
そこに存在しているのに、カメラやスピーカーといったデジタルツールを通さない限り、あらゆる生物が存在を知覚できない少女。
その逆に、少女の方でも地上のあらゆる「生物」は一切認識できないという。
そんな”黄昏の子供たち”の一人である少女に、ただ一人、お互いに存在を知覚することが出来る少年が現われたのだ……
ね? これはもう卑怯というほかないでしょう?
でも、最初から最後まで楽しませてもらいました。いいおとぎ話だったと思います。
余談ですが、私は作者名を全く見ないまま買ってそのまま読んだので、あとがきを読むまで作者が有沢まみずと知らずに、「おおなかなか達者な新人さんだ」などと、失礼極まりないことを考えてました(爆)。
デビュー作のインフィニティ・ゼロの内容を考えれば、なるほどと納得が行きますね。
なにはともあれおすすめです。
この作品の名台詞
「暖かい……。
暖かくて、暖かい。とても柔らかい」
「君もね。
君も暖かくて柔らかい」
作品一覧
『いぬかみっ! 12』
『いぬかみっ! 14 完結編 下』
『ラッキーチャンス!』
『ラッキーチャンス! 2』
『ラッキーチャンス! 3 (3) (電撃文庫 あ 13-22)』
『ラッキーチャンス! 4』
『スイート☆ライン』
『ラッキーチャンス! 5』
『スイート☆ライン 2 オーディション準備編』
『スイート☆ライン 3 オーディション編』
『スイート☆ライン 4 ユニット結成編』
『スイート☆ライン 5 メモリアル卒業編』
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雪が降りそうな冬のある日。雑踏の中で、僕らはすれ違った。銀色の髪の、きれいな女の子。なぜか、目が合った僕のことを驚いた顔で見つめていて……なにも 起こるはずはない...
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