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アンジェリック・ノワール 2

タイトル:アンジェリック・ノワール 2(小説:スニーカー文庫)
作者  :しいばしゅう:椎葉周
絵師  :芳住和之
デザイン:?
編集  :?

天使から「システム」をインストールされることで、限定的な天使としての力を手に入れ、戦う少年たちの話。
すいません、ものすごく端折って説明してます。頭が半分寝ているので自分でも何書いてるのかよくわかんなくなってきましたが……
一番大事なポイントとして(もっとも2巻になってから明確になった特徴なのですが)、
天使という力を手に入れてながらも、やること自体は非常に地道な特訓で一歩一歩強くなろうと試みているところに好感が持てます。

この手の話は能力手に入れること=ゴールとなる傾向があるんですが、この作品はその対極にあると言えるかもしれません。
例えば、天使になることで銃で撃たれても痛いだけで死ぬことはない身体になるのですが、心はそういうわけにはいかないから、実際に撃たれても大丈夫だと言うことを身体で覚えさせるとか、筋トレとか、怪我は天使の能力で治せるけど痛い思いをして懲りないことには成長がないから、入院+手術する羽目になるとか、本来リアル路線でやってそうな話を、あえて人間離れした伝奇バトルでやっているところがおもしろいですね。
体育会系なバトルアクションとでも言うべきか。
他にも武闘派のオタクとか、弱々しい中にも意外と心の強さを保っているいじめられっ子とかなかなかニクイ作りになってます。
一般的に受けるかどうかとなると少々微妙な気はするけれど、そこは上を読んで各自でご判断を。個人的にはおすすめしておきます。


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