名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

アンジェリック・ノワール 1

タイトル:アンジェリック・ノワール 1(小説:スニーカー文庫)
作者  :しいばしゅう:椎葉周
絵師  :芳住和之
デザイン:?
編集  :?

あらすじとか目を通さず読み始めたので、
「いじめ少年を説得して登校させる? うわーなんかやばめな予感が……」とか思いつつ、序盤を読み進めたんですが……
これはおもしろい! なんか予想外の方向に話が進むしテンポもいいです。おすすめ。
あと、1巻の時点でメインキャラクターは1人だけしか女性がいなくて、あとは男ばっかりというのは10代の高校生が主人公の話としては珍しいかも。
あ、敵役にちゃんと女っ気はあるのでご安心ください(笑)

あらすじについては、細かい部分にはあえて触れませんがオンラインゲームのRMT(ゲーム内通貨を現金で取引するアレです)絡みの話。この手のネタはいろいろ読ませてもらったけど、これはかなり楽しめました。全体的にテンション高くて、会話のテンポがよくて一気に読めるからかな? 特に主人公のユースケと、マスターの掛け合いが愉快すぎ。ガンダムネタなどが頻出しますが、元ネタがわからなくても楽しめるだけの勢いがありますね。
あまり抑制をかけずに好き勝手に書いてる感じが伝わってきて、それがいい方に転んでます。
2巻では女性キャラも増えそうだし(笑)、これは絶対続きを読みたいです。


この作品の名台詞

「いいか、ユースケ。お前の歳では、仲間なんていくらでもいそうに思うだろ?」
「――でもな、いないんだよ」

→解説


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