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ダンタリアンの書架3

タイトル:ダンタリアンの書架3(小説:スニーカー文庫)
作者  :みくもがくと:三雲岳斗
絵師  :じーゆうすけ:Gユウスケ
デザイン:?
編集  :?

90万と666の幻書をその身に宿す”ダンタリアンの書架”の少女・ダリアンと、彼女の従者兼護衛兼付き添い保護者みたいな存在である青年ヒューイが幻書と関わっていく物語。

キノの旅の作風が好きならたぶんストライク。
連作短編形式で気軽に読めるのもグッドですね。

なんといっても、ハッピーエンドはむしろ少ないのが特徴でしょう。
幻書に取り込まれて不幸な最期を遂げたり、原書の力を借りたツケを最後に支払う羽目になったり、ハッピーエンドかと思いきや気まぐれな人の心に振り回されたり、どっちかというと皮肉な笑みを浮かべることの方が多いかも。
ただ、見た目な完璧な美少女のダリアンの、口を開けば出てくる悪口雑言の数々に、かえってスッキリさせられます。

そうそう、今までの描写を見る限りではヒューイに、ダリアンへの恋愛感情がかけらも存在してないっぽいのも珍しい傾向かも。SHI-NOに出てくる「ぼく」でさえ、保護者としての責任以外の感情も多少は感じられたのに、ヒューイには監督責任以外のものが感じられない……
ま、まさか! ダリアンに罵倒されることに喜びを覚えてしまうMなのか!?


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from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 水曜, 2009/06/10 - 22:56

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