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レンタル・フルムーン 第1訓 恋愛は読みものです

タイトル:レンタル・フルムーン 第1訓 恋愛は読みものです(小説:電撃文庫)
作者  :せなかずあき:瀬那和章
絵師  :すまきしゅんご:すまき俊悟
デザイン:?
編集  :?

現代学園異能アクション。
一応ラブコメとなってますが、方向性としてはシュールコメディ+伝奇ものかな?
基本的にはけっこうシリアスな設定とかもあるんですが、真面目な顔してひょいっと斜め上の設定が顔を出すという感じ。
確かに出てくるキャラは、誰しもみんなちょっと”残念なところ”があって、それが持ち味になってます。

命に関わる過去の体験をしてから、白い霧のような”人には視えないはずのなにか”が見えるようになってしまった少年・桐島新太。
それが縁でバイトもクビに。そんな中で偶然入った貸本屋「満月堂」で、やたら態度の大きい店員の少女・ツクモと出会い、新太が白い霧を見ることが出来ると知ったツクモから仕事を手伝えと頼まれる……。

性格的にどうも融通が利かず男女の機微にも疎そうなツクモと、人との付き合い方が不器用な新太の、じれったい恋愛模様もさることながら、出てくるキャラがほぼ全員どこか残念なのがツボに入ります。
あえてどこがどう残念なのかは言いませんが「お前はそれでも女神か!」とか「ほんとに悪の親玉か!」とか「お前は邪気眼か!」とか「そこでそんなバトルかよ!」とか突っ込みたくなることでしょう。そこでニヤリと出来れば勝ったも同然です。
出来ない人は……まあ向いてないって事でしょうたぶん。


この作品の名台詞

「いいか、宮野。私は昨日学んだ。人間は変わろうと思えば変われる。変わろうと思わなければ、変われないのだ」
「そんなの……嘘です。私は、ずっと、思ってた。ずっと、変わりたいって思ってきた。いっぱい本を読んだ。アルバイトだってやってみた。だけど、変わることなんか、できなかった」
「その下らない噂を信じているうちは駄目だろうな。変わるというのは、今の自分を否定することではない。今の自分を認めるからこそ、変われるんだ」
「で、でも、そんなこと」
「私は、いつだって胸を張って言えるぞ。今までの自分に後悔はあっても、間違っていたことはあっても、私は、私のことが好きだ。変わりたければ、まずは自分のことを好きになってみろ」みち

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from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 水曜, 2009/09/02 - 13:55

著:瀬那 和章 イラスト:すきま 俊悟
「興味ないってことは、まだ他には好きな人はいないってことでしょ。これってアピールチャンスだよ。恋愛に可能性がないことなんてないんだ

from 萌えレビュ! on 木曜, 2009/06/18 - 14:46

電撃文庫のラノベ、『レンタル・フルムーン 第一訓 恋愛は読みものです』(瀬那和章先生原作、すまき俊悟先生イラスト)が発売中です。

表紙はメインヒロインの...