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鳳凰堂みりあは働かない! 2

タイトル:鳳凰堂みりあは働かない! 2(小説:MF文庫J)
作者  :いしかわゆうや:石川ユウヤ
絵師  :シロガネヒナ
デザイン:?
編集  :?

バイト漬けの生活を送る貧乏学生・の火車ヒイロが、超がつく金持ちお嬢さまの鳳凰堂みりあの「はろーわーく」となって、ニートになる手助けをする話。

ここで普通の人は間違いなく首をかしげるはずです。
はろーわーくって職安でしょ? なのになんで個人がなるの? ていうか職安でニートってどういうこと?

まさに全編こういう斜め上にずれたセンスで埋め尽くされた作品です。もう好きで好きで好きで好きでたまりません。
形としてはツンデレお嬢さまに振り回される貧乏な主人公、のはずがとてつもなく妙な方向に転がっていくという……

とにかくアクの強い、強烈な印象のあるキャラばかり。
主人公のヒイロは、小銭のためなら超人と化し、お嬢さまのみりあはどんなものであろうと正しい資産価値を一目で見抜く目を持っているのになぜかニートに憧れ、潜入捜査をしている刑事の種子島霞は警察手帳を取り出そうとするたびになぜか自分のしているブラをうっかり取ってしまい、暗殺者の黒蓮寺燐子はなぜかMっ気に目覚め、新キャラまでやっぱりなにかおかしい。

弁当に入っていた、(みりあの鑑定眼曰く)妙に資産価値が高い”白い粉”を、その正体も知らずに売りさばこうとしたり……っておいい! このネタやばくないですか!? ほんとに大丈夫なのか!?

真面目に読んだらツッコミどころだらけですが、むしろツッコミ入れてる時点で思うツボ、そんなシリーズなのでした。
ああ、まだまだ読みたいのでこういう作品にはぜひがんばってほしい。もうちょっと続きますように。


この作品の名台詞

ヒイロは起きあがらず、思わずそのままみりあを見あげた。
ひらひらのフリルのすそが広がっている。みりあのスカートだ。ちょっと短めで、ふとももまでがあらわだ。その奥に、宇宙の深淵――ではないがそうとも言えるというか何というか、そんな世界がローアングルからのぞけた。
宇宙って、白に水玉模様なんだね。

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from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 水曜, 2010/01/06 - 00:22

著:石川 ユウヤ イラスト:シロガネ ヒナ
「おまえら!ちゃんと、おかねは持ってないな!?」
「イエス、無一文!」
「よし。それでこそニートを目指すものだ。この勝負━━」
「先に...