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レトロゲームマスター渋沢

タイトル:レトロゲームマスター渋沢(小説:電撃文庫)
作者  :すおうつかさ:周防ツカサ
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

「生徒会の一存」のように、基本的に場所と登場人物を限定し、主人公と委員長がひたすら「隠れ家」でレトロゲームしてるだけの話。

これはピンポイントな一点突破ですねー。
少なくともファミコン世代にはまちがいなくストライクな内容です。ただ、若年層は果たしてこれ読んで楽しいのかどうかがさっぱり予想つきませんが……。
少なくともコントローラ握りしめてむきになる委員長は超かわいいです!

不良生徒・渋沢を更正させるため、彼が居座る旧宿直室、通称「隠れ家」へとやってきた学級委員長・早坂ちひろ。しかし、渋沢が持ち込んでいたレトロゲームにハマってしまい、渋沢を更正させるという目的はただの手段にすり替わり、委員長はすっかりレトロゲーム中毒になってしまうのだった。

実名こそ出していませんが、作中で描写されるゲームはいずれも実在のゲームの内容をそのまま反映しているので、どれがどのタイトルなのかわかる人にはわかります。
あえてラブコメ要素を副次的なおまけとし、ゲームやってることそのものがメインになっているという潔さもポイントかな。(まあこれは2巻とかになるとどうなるかわかりませんが……)
あと、イラストが多いというのも実は大事な要素かもしれません。さっき数えてみたらモノクロイラストだけでも10点ありました。明らかに平均値より多いですねこれ。電撃文庫MAGAZINEで連載してたからこそなんでしょうが、これは地味に嬉しいですええ。


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from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 日曜, 2012/01/15 - 10:03

著:周防 ツカサ イラスト:彩季 なお 委員長は事あるたびにこう言う。 ━━ベギ●マは決して裏切らない、と。 電撃文庫2011年8月の新刊。約5ヶ月1週間の積み。『ギャルゲーマスタ...