名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

DDD 1

タイトル:DDD 1(小説:講談社BOX)
作者  :なすきのこ:奈須きのこ
絵師  :こやまひろかず
デザイン:?
編集  :?

おもしろかった。実におもしろかったですええ。
奈須きのこファンには文句なしにおすすめ。
空の境界が肌に合わなかった場合は……あれよりは少しとっつきやすくなってる気がしますが、基本的には冗長とも思えるような怒濤の垂れ流しは健在なので、合わない人にはとことん合わないことでしょう。

隻腕で悪魔憑き、なんだけどどこか飄々として割とお気楽に人生を生きている大学生・アリカと、人間離れした美しさを持ったカイエを中心とした現代ファンタジ……じゃなかった、新伝奇ですね、新伝奇。講談社に怒られるといけないのでちゃんとしておこう(笑)。

この新作でも、読者たる自分はいいようにもてあそばれてしまいました。まあ読めば言ってる意味は判ると思います。異能者である悪魔憑きの扱いが、奈須きのこ作品的には割とおもしろかったです。なるほど、そういう立ち位置なのか。
なんというか、講談社BOXにはどうも単価をつりあげられているなあ……という釈然としないものがあって、化物語もつい最近まで入手してなかったのですが(結局買った。評判に負けました……)こんだけのもの読まされたら白旗振るしかないですね。


この作品の名台詞

でもこれでようやく眠れる。
わたしはついに、あの夏の日に捕まった。

→解説


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DDD 1
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もはやライトノベルに分類できたものか。
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