名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

パラケルスの娘 6

タイトル:パラケルスの娘 6(小説:MF文庫J)
作者  :ごだいゆう:五代ゆう
絵師  :岸田メル
デザイン:?
編集  :?

19世紀のロンドン。
跡継ぎとして才能がなかったということで、名目は修行であるものの半ば排斥されるに近い形でロンドンの錬金術師の元に送られた跡部家の長男・遼太郎。
その錬金術師・クリスティーナは能力はすごいものを持っているけれど、とにかく変わっていて、遼太郎は修行などどこへやら従僕として掃除洗濯などにこきつかわれるこに……。
さすがベテラン、筆力のあるそして適度に笑いもあるファンタジーです。偏った作風ではないので、だれにでもおすすめできる良作。
今回は短編集です。

さて、短編集とはいうもののすべての短編はつながっていて、最終的にはひとつの物語になってます。
バ(略)とかいつも通りの活躍っぷりですが、なかでもジンジャーをはじめとしてお嬢さん方三人が火花を散らす様子が今回最大の見物(笑)。遼太郎の鈍さと来たら半端ではなく、それなりに気を使ってはいるのに女心をかけらも理解してないので悲惨な目に遭うという……で、だれが本命なんでしょうねえ?
あとがきによるとホームズを元ネタにした台詞などがちりばめられているとのことで、シャーロキアンな方は必見かも。……自分は、その昔ホームズにはハマっていたはずなんですが、ほとんどわかりませんでしたorz


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