名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ネクラ少女は黒魔法で恋をする5

タイトル:ネクラ少女は黒魔法で恋をする5(小説:MF文庫J)
作者  :くまがいまさと:熊谷雅人
絵師  :えれっと
デザイン:?
編集  :?

ネクラな少女が、日夜黒魔法にしていたら本当に成功してしまったことからはじまるラブコメもとうとう完結。
変に伝奇バトルに走ったりすることもなく、あくまで空口真帆という一人のネクラ少女が徐々に変わっていく描写にこだわった作りになっていたので、最後まで安心して読むことが出来ました。
最後も、実にらしい展開と終わり方でした。

ここのところ、妙に方向性がかっとぶ小説ばかり読んでいたので、余計にこういうまっすぐな話が楽しく読めましたね。
そう、別に無理してひねくり回さなくてもこうやってちゃんとおもしろい話は書けるんですよ!>と、某所にむけてつぶやいてみる


この作品の名台詞

みんな楽しそうだ。
この時間が永遠に続くわけじゃない。
いつかはみんなバラバラになるときがくる。
今だって、三年生の先輩たちはもう引退しているから、時々体育館に顔を出してくれているけれど、昔みたいに毎日会えるわけじゃない。今日みたいにみんなでお出かけすることも、もうないかもしれない。
だけど、『今』が輝かしい『過去』になったとき、それが誰にも負けない素晴らしい『過去』になるように、『今』を一生懸命生きようと思う。楽しく、笑いながら過ごそうと思う。悔いの残らない日々にしようと思う。

→解説


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