名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

今日の早川さん

タイトル:今日の早川さん(小説:早川書房)
作者  :coco
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

同じ本好きでも全然ジャンルの違う本好きたちが、日常で仲良くいがみ合う話(あれ?
SF者の早川さんを筆頭として、ホラーマニアの帆掛さん、純文学読みの岩波さん、ライトノベルファンの富士見さん、レア本好きの国生さんとか互いに違うジャンルを愛しているわけですが、そういう者同士が向き合うと絶対に和気あいあいにはならない、というのを実感できます(笑)
SFネタを理解していたほうがもちろんより楽しめるのは間違いないですが、わからなくても本好きならニヤニヤ出来る展開がいっぱいなのがいいですね。おすすめ。
なお、もともとブログで連載していたものなので作者さまのサイトのこの辺を見ればどんな話なのか大体分かると思います。

それと、SF関係の元ネタについては海燕さんが『今日の早川さん』を10倍楽しむ方法という記事を書かれているので、非常に参考になります。うーむ、最近すっかり海外SFとは縁遠くなっていたんですが、たまには読んでみようかなあ。
どうせならハイペリオンとかあの辺にチャレンジしてみようかしらん?


この作品の名台詞

「ところであんたたちが今日買った本だけどさ、好きな人に見せられる?」
(『母親を喰った人形』『死体愛好症の男』『闇の殺戮』)
(『人類皆殺し』『オルガスマシン』『セックス・スフィア』)
(無理無理無理無理)

→解説


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