緋色のルシフェラーゼ 1
作者 :いとういつき:伊藤イツキ
絵師 :KeG
デザイン:?
編集 :?
ツンデレで多少ショタ?の入った少女が主役の悪魔アクション(適当)。
これがデビュー作、ということのようです。
主人公の高二の少女・来栖いずもは、ついこの間まで成績も運動も普通、見た目も地味な普通の女の子。
4つ年下の幼馴染み・紺太に恋してますが、絵にかいたようなツンデレぶりで素直に本人にそのことを言えません。
ところがいずもが実は「七つの大罪」愛欲の魔王アズモデウスの生まれ変わりと判明。
さらには幼馴染みの持っていた「ソロモンの指輪」争奪戦に関わることになり……
以下、個人的感想を。
後ろ向きと言うほどでもないけど、肯定意見でもないのでこの先読む方はご注意を。
基本的に私は長所しか紹介しないことにしてますが、今回作品そのものは普通に読めたために
かえってその一点が気になって気になって……。
作品そのものに対してというより、ヒロインの言葉遣いの一部に違和感を感じまくってました。
それは時々ヒロインが
「ふざけんじゃねえわよ!」とか
「泣くんじゃねえわよ」とかはすっぱな言葉遣いになるんですよね。
普段は「~ないわよ」なんで、作者の人としては興奮度合いを表したいのかもしれませんが、法則性は特になさそう。
ヒロインの性格が、平凡を地で行くような設定になっているのにこの乱暴な言葉遣いに急になられるとものすごく落ち着きません。
繰り返しますが、作品そのものツンデレ少女の出てくる学園伝奇系ストーリーとしては割と定番な作りで、普通に楽しめただけに、この言葉遣いが気になりすぎて、ついつい普段は書かない愚痴っぽいことを並べ立ててしまいました。反省…はしているけれど、あえて消さない。
この作品の名台詞
「ガブリエル! 今はこいつ、あんたの仲間なんでしょ? なのに、こんなことして兵器なの!? 仲間を人質みたいにするなんて――!!」
『あはは、もちろん平気さ。当然だろ? 僕は昔からね、仲間を犠牲にする作戦が大好きなんだよ。なんというか、言いようのないロマンチシズムを感じるんだ。男はみんな子供だと言うけれど、その子供心にずきゅんと来ちゃうんだ』
「あんた、なに言ってるの!? いいかげんにしなさいよ! この……卑怯もの!」
『おいおい、嬉しいじゃないか。僕に”あの台詞”を言わせてくれるのかい? 《戦争》のときに使って以来、すっかり有名な”あの台詞”を! 人間たちが今でも子供向けまんがでパクって使う、あの”お馴染みの決め台詞”を!』
『ありがとう、最高の褒め言葉だよ』
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