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黒乙女―シュヴァルツ・メイデン― 黒き森の契約者

タイトル:黒乙女―シュヴァルツ・メイデン― 黒き森の契約者(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :くのくれや:玖野暮弥
絵師  :うえだきく:上田キク
デザイン:?
編集  :?

異界のものに育てられ、人でありながらも人間になじむことが出来ず、人の寄りつかない森に住み<黒き森の魔女>と呼ばれ怖れられる少女・シェルーナ。
方や高名な魔術師の家系の令嬢にして、高飛車が服を着て歩いているような少女・マリー。
この全く境遇の違う二人の少女がいかにして親交を結ぶことになったのか?という物語。……伝奇じゃないのかって?
いや、魔法アクションなんだけれどテーマ的にはむしろそっちの方が重要じゃないかと思われます。

あのですね、このマリーなんですが登場してから中盤くらいまではほんっとーにうっとおしいわけですよ!
「なに?この噛ませ犬」って感じで発言全てがイライラします。
ところが、話がある程度進んでいくとターニングポイントが出てきて、ここからがツンデレ少女マリーのはじまりはじまり~(笑)
さあそうなると、もはや全ての発言にいろいろフィルターかけて読むようになる訳です。
シェルーナの対応も段々変化していくし、これはよい友情構築話でした。

というわけで、あえて魔法アクションの部分については特に説明しませんがまあ問題ないってことで。


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