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アニスと不機嫌な魔法使い2 (HJ文庫 は 2-1-2)

タイトル:アニスと不機嫌な魔法使い2 (HJ文庫 は 2-1-2)(小説:HJ文庫)
作者  :はなふさまきお:花房牧生
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?

えーと、実はしばらく積んだままにしてて3巻発売されてあわてて読んだわけですが……やっぱりこの話好きだなあ。

少女小説的な魔法ファンタジーです。
元気でマイペース、人の話は聞いてるようで聞いてない、天然と言うよりはおそろしいまでに前向きなアニスの奮闘(多くはトラブルの元になる)っぷりを見ていると、こっちまで『がんばらないとなー』という気にさせられます。

少女小説を少しでも読む人、もしくは元気になれる話が読みたい人にはかなりのおすすめ!

孤児院育ちのアニスを引き取ったのは、なんと少年だった!?
でも、幼い外見は呪いによるもので、その中身はかの有名な魔導師シドであるという。かくして二人の生活が始まるが、シドはどこまでも傲岸不遜、アニスは人の話を聞かないマイペースっぷりで、ほんとにこの二人はやっていけるのか? ってな滑り出し。
そして本人にも自覚がなかったが、実はアニスには竜召喚という巨大な資質が眠っていて……。

気むずかしいシドや、2巻ではやはり難しい性格のマリエルといつの間にか打ち解けてしまったりと、アニスの前向きな暴走体質が、周りの人たちに影響を与えていく様はほんとにほんとに微笑ましいものです。こんな子、近くにいたら毎日楽しいだろうなあ。……心底頭に来ることも多々ありそうですが(笑)


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