名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

じんじゃえ-る!

タイトル:じんじゃえ-る!(小説:HJ文庫)
作者  :はらなかさとし:原中三十四
絵師  :タコ焼き
デザイン:?
編集  :?

最初に言っておきますと、これ話が盛り上がってくるのが中盤以降なんで、最初だけ読んで「だるいなー」とか思わず、ちゃんと最後まで読みましょう。
や、実は私も最初「どうもイマイチ盛り上がらないなあ……」と思いつつ読み進めていって、とあるエピソードが起こってから一気に話が動いた感じだったので。

読んでほんのりあったかくなるラブコメです。
恋を応援するはずの神様は、でも唯一の信者である剣児の側にいたかった、そんなお話。

幼なじみが好きだけど、ずっと言い出せずにいて、そのくせ周りに男が群がるのは気が気ではなく、神社に一人ひっそり練習がてら(周りの男が仲良くなったりしないように)神頼みをしていた少年・剣児。すると、なんとその神頼みが作用して、春奈という新たな神様を誕生させてしまう。新米ながらも一応神様である春奈は神通力で剣児の恋を応援するというが、そのうち春奈は変なことを言い始めて……。
生まれて三ヶ月、経験が圧倒的に足りない神様の人間くささがいい感じですね。
告白は神様頼みじゃいけない、とかそういう理屈もああ初々しくてグッド!

欲を言えば、サブキャラだけどの主将の立ち絵はぜひ見てみたかった。残念。


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/3959