名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

[映]アムリタ

タイトル:[映]アムリタ(小説:メディアワークス文庫)
作者  :のざきまど:野崎まど
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

第16回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞作。

あー……。
この読後感をどう表現したものでしょうか。
あえて言うなら『やられた……』というのが一番近いのかな。
ありきたりの恋愛小説ではなかった、とだけは断言できますがそれ以上のことはたぶん言わぬが華。あまり余計な知識なく読んだ方がいいと思います。

自主制作映画の俳優として誘われた芸大生の二見。
その映画は、天才と称される少女・最原最早が監督をすることになっており、二見は映画の絵コンテを渡される。最早が天才だ、という噂を半信半疑で聞いていた二見だったが、その絵コンテをなんと56時間も読み続けるほど惹き込まれてしまう。そして撮影が始まる……。

二見と最原の掛け合いなどは非常に楽しく読んでいたんですが、いやまさか、ねえ?
天才ってやつは、ほんとに……。
ああああああいろいろ言いたいけど言えないっ!!
他の人も、ぜひこの作品を読んで『言いたいけど言えない』葛藤に苦しむ同志になりましょう。


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