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【第２回メガミノベル大賞】金賞受賞作。

よく調べてみたら、ＭＦ文庫Ｊの「喰-Kuu-」でもなにげに受賞してたんですね。両者ともに読んだ素直な感想としては、おそらく作者の真髄はこちらの受賞作の方にあるのではないかと思われます。黒スト、ショーツなど至高の繊維の座をかけて戦うバトルものなんですが、フェチというか完全に変態の領域に突入してます。けどこれがなかなかにおもしろいんですよ！　バカ小説としておすすめ。

黒ストッキングを病的に愛する、しかし普通の少年・黒崎ストライフは、ある日突然現れた繊維の精霊ナイロンによって、詳しい説明もろくにないまま黒ストッキングの戦士として任命され、他の繊維代表の戦士と戦うことを余儀なくされる。
いきなりわけもわからないまま戦いに突入し、危機に陥ったストライフを救ったのはスパッツを穿いた超絶美少女ユイだった！

うんまあなんていうか……実に変態的ですね。さらに作中では、変態的行動が割と普通な感じで描写されて普通に消費されていくのが、なにげにすごい。設定周りはかなりアバウトで説明不足な点も多々ありますが、ぶっちゃけフェチ暴走こそがこの物語の重点なので、全くの無問題といえます。最後はなんかいい話っぽくまとまってるけど、ひどい話だよ本当に！（ほめ言葉です）

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