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シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と緑の工房

タイトル:シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と緑の工房(小説:角川ビーンズ文庫)
作者  :みかわみり:三川みり
絵師  :あき
デザイン:?
編集  :?

どんな逆境にも決してへこたれない、一時は落ち込んでも必ずまた立ち上がる少女・アン。腕利きの砂糖菓子職人である彼女のまっすぐな想いは、偏屈で人を寄せ付けない精霊であったシャルの心をも溶かす……。

ビーンズ文庫ですが、このシリーズは本当におもしろいです。
ぜひとも一度手に取ってみてください。今なら既刊4冊、あっという間に追いつけますよ!

気質がまっすぐで誰とでもわだかまりなく打ち解けることができる少女と、ツンデレな精霊(1巻当時と比較したらこれはもうデレというしかないでしょう!)シャルの二人には、本当にうまくいってほしいです。

念願の銀砂糖師の称号を手に入れたアンですが、その影にアンの知らないところで自らの身分を売り渡したシャルの犠牲があったと知ったアン。なんとしてもシャルを取り戻そうと決意するのですが……。

これまた予想外な展開になりましたね。
しかし、アンは腕は良くても変人が多い職人たちの心を見事に掴んでみせるなあ。アンはいつも一緒にがんばって、同じ目線に立って物事を考えるから押しつけがましさが一切ないのが強みですね。
ブリジットにまで優しさを向けることができるなんて、もうどこの女神かと。

そして、大団円かと思ったらまたにしても気になる引きがキタ! ううん、目を離せない物語です。


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