僕の妹は漢字が読める
作者 :かじいたかし
絵師 :皆村春樹
デザイン:?
編集 :?
絵師直営サイト:なし
特記事項なし
第5回ノベルジャパン大賞<銀賞>受賞作。
HJ文庫の公式サイトで、ためし読みが可能なんですが、その時点で相当に強烈な個性を発揮しまくっているため話題沸騰。争奪戦が始まっていて、買えない人が出てきそうですが、増刷が既にかかっているそうなので、予約しておきましょう。
さて、あえて具体的な内容に一切触れずにさらっと流しました。以降、具体的な内容を紹介していきますが、サプライズが好きな方はぐっと我慢しましょう。それでは……
23世紀の日本。日常で漢字は全く使われなくなり、文化の中心は萌えとなり、総理大臣も二次元となり、「正統派文学」も今とは全く異なるものになっている。
そんな日本で、文学作家を志す少年イモセ・ギンは、知り合いの紹介で正統派文学の巨匠であるオオダイラ先生のもとを、妹のクロハとともに訪問するが……。
設定がかなりぶっとんでいるうえ、正統派文学の内容が強烈。
漢字の読める妹が、むしろ変わり者みたいな扱いになっていたり、すごい未来です。
さて、正直これ以上説明しなくても手を出すべき人は出す、と思いますがこの作品が単なるパロディに終わらない仕掛けがもう一段あります。
具体的には書きませんが、SFです。
いやー、やってくれますねえ!
正統派文学と、(我々の世界での)文学作品の対比が、いちいちおかしくてしょうがない。
これはぜひいろんな分野の人に読ませて、その反応をみてみたいものです(笑)
あと、極端な作風にばかり目がいきがちですが、これ正統派文学の部分を別にしたら、かなり読みやすいんで、そこも忘れちゃいけない部分ですね。
今から続きが楽しみです。早く出るといいなあ。
シリーズ一覧
作品一覧
トラックバック
僕の妹は漢字が読める (HJ文庫)作者: かじいたかし出版社/メーカー: ホビージャパン発売日: 2011/06/30メディア: 文庫 ラノベ界隈(笑)で話題になった作品。 23世紀の"正統派文学”を2...
著:かじい たかし イラスト:皆村 春樹 わわわ でんぐりがえっておぱんちゅ きらり☆ きらっ きらっ きらり☆ おぱんちゅ→おそらいろ HJ文庫2011年7月の新刊。約3ヶ月3週間半...
ノベルジャパン大賞の銀賞受賞作。未来の日本では携帯小説的な文体の萌え文学が正統派となっていたという設定のSF。主人公の高校生の少年が妹とともにある大作家の先生の家を訪れた...
最近のコメント
12年 7週前
12年 20週前
12年 20週前
12年 47週前
12年 47週前
13年 25週前
13年 25週前
14年 9週前
14年 9週前
14年 26週前