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迷い猫オーバーラン! 10 ・・・・・・護る?

タイトル:迷い猫オーバーラン! 10 ・・・・・・護る?(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :まつともひろ:松智洋
絵師  :ヤス
デザイン:?
編集  :?

シリーズ10巻目もなかなか悪くない話でした。希が成長を果たしたいいエピソードだったと思います。本文は、ね。

本文ではなく、イラスト絡みであまりにも頭に来たので、普段の運営方針を投げ捨てて遠慮なく毒を吐きます。そういうのが嫌な人は以降は読まない方がいいです。
ただし、いきなりイラストが変わってわけがわからず途方に暮れている人はちら見してもいいかも。

さて。まずはじめにはっきりさせときましょう。
ふざけんな編集部。読者をバカにするのも大概にしろ。

まず事実関係を整理します。わかっているのは、
●10巻から絵師交代。以降、毎巻絵師&デザイン変更
●矢吹健太朗による「迷い猫オーバーラン!」漫画版は連載途中で打ち切り。デッドストック発生。
●作者の別シリーズ「パパのいうことを聞きなさい!」アニメ化に合わせて空前の猛プッシュ

これだけ。なので憶測がいろいろ飛び交っているわけですが、その辺の考察は正直どうでもいいです。

さて今回、前触れもなく(公式サイト上では告知がありましたが)いきなり絵が変わって戸惑った人も多いと思いますが……
ライトノベルでシリーズ途中に、絵師が体調を崩したり、その他何らかの事情から絵師交代することは時々あります。ただし、普通はある程度絵柄の似ている絵師さんを選ぶのが通例です。なぜなら、ラノベはイラストの重要度が高く、キャラのイメージはその絵柄とセットになっているからです。それでもある程度の違和感は拭えませんが、こればかりはしょうがないとしか言いようがない。

今回の絵師交代で問題なのは、交代したことそのものではなくキャラデザイン自体が変更になったこと。わざわざ今までのイメージを壊しているわけですから、違和感が半端なく、ぶっちゃけこの10巻読んでる時には一切挿絵をみないようにしてました。挿絵を見るたびに漂うコレジャナイ感といったらもう……。シリーズは好きなのに、11巻以降も付き合う自信が正直全然ありません。
もちろん新絵師のヤスさんはこの非常にやりにくい中で頑張っていたと思いますし、何の罪もありません。

で、真に酷いのはこうやって10巻で一度絵師とデザイン変更をしておきながら、以降毎巻絵師交代するという暴挙を、まるでお祭りであるかのように演出したこと。
ほんと、バカにしてるよ……。読者の立場に立って考えたら、到底出るはずがない結論を平然と弾き出す、それがスーパーダッシュ編集部クオリティ。
しかも、そういう重要情報についてサイト上では告知したものの、新刊では絵師のあとがきとCMのみで済ましきちんとした説明一切なしという、素敵仕様。

もういっそ、スーパーダッシュ編集部はこの先挿絵なしの小説だけ売ればいいんじゃないですかね? そうすりゃよけいなトラブルも起こらない。願わくば、作者の松さんと今度アニメ化される「ベン・トー」作者が、この編集部に潰されませんように祈るばかり!


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