名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

黒の夜刀神 1.キミのために僕ができること

タイトル:黒の夜刀神 1.キミのために僕ができること(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :てしまふみのり:手島史詞
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

チキンハートの少年がなけなしの勇気を振り絞って少女のために戦いを決意する!

とまあ、ボーイミーツガール(正確には幼馴染みとの運命の再会ですが)ものの王道として非常に気持ちよく読めました。これ以上ないくらいに主人公は臆病なんですが、それだけに一歩を踏み出す必死さが伝わってきてよかったです。おすすめ!

伝聞社が運営するストーンリバー学園に通う少年・廻(カイ)。【仕事】とは名ばかりの雑用を押しつけられることが多く、授業を休んでばかり。出席日数も成績もやばい。それでも今日もまた【仕事】を頼まれてしまい、出向いた先で幼馴染みの少女・月皎柊と運命の再会を果たす。
柊は、異能者である”契約者”に追われていた……。

カイはとことん臆病なので、逆に必死のレベルが伝わりやすくていいですね。
好きな子のためには勇気を振り絞る! 個人的にはクラスメイトのイーシャの素直になれないいじましさに思わず応援したくなりました。

バトルは定番といったところですが映える台詞が多く、2巻も楽しみ。


この作品の名台詞

「ガキにできることなんて高が知れている。つまらんことには首を突っ込むな。取り返しのつかんことになる前にな」
「だが」
「自分がガキかどうか決めて良いのは、自分だけだ。お前は、ガキでいたいのか、そうでないのか、どちらだ?」

→解説


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