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泳ぎません。 2

タイトル:泳ぎません。 2(小説:MF文庫J)
作者  :ひがともやす:比嘉智康
絵師  :はましま薫夫
デザイン:?
編集  :?

まさかの完結。

百合ん百合んな話から、あれ?なんかハーレム系「っぽい」方向に変わってない?いやまあそれでおもしろいから全く問題はないけ、ど……って終わりかよおおおおおおおお!!
というわけでこれに終幕です。
以下、ネタバレ御免の雑感モードに入りますのでご注意を。

いやあ……。
タイトル通りに泳がない少女たちによる日常系ストーリーが続くのかと思いきや、なんでハーレム系にいっちゃったの?それはどうなの?と普通ならなるところですが、主人公の個性があまりにも際立っていて全くそういううざさがない。新キャラのお嬢様相手にも、色香にくらくらとはしながらも、最後は紳士。でも、割と煩悩はあったり、水恐怖症を治す!という決意は熱いものの、微妙に治療の方向性を間違えたまま突っ走るところとかとにかくみどころは多かったんですが、まさかの完結宣言でした。

うーん、もうどうあっても憶測にしかなりませんがラストの展開で作中作の構想という形で、サイコサスペンスなサイドBが語られているのがいかにも思わせぶりではあります。なんせ今までの作風が作風でしたから、ねえ?
おもしろかったけど、終わってしまったものはしょうがないので新作期待してます!

……なんなら思い通りにサイコな話を書ける別レーベルと並行とか……(ボソッ


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