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ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会

タイトル:ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会(小説:ハヤカワ文庫JA)
作者  :あおやぎあいと:青柳碧人
絵師  :pomodorosa(ろさ)
デザイン:?
編集  :?

ヘンたて? なんじゃそりゃ?
と、一瞬思うもののタイトルで解説されてるので無問題。

箱ものミステリ&恋愛模様。あ、ちなみに日常系で人は死にません。
ぶっちゃけ『そんな構造の建物あるはずない』レベルのものが、ミステリのまな板にあがるので、適度に頭を動かしつつもゆるい気持ちで読めばいいんじゃないかと思います。

幹館大学の新入生・中川亜可美が入ることになったサークルは、様々な事情からおかしな構造になっている建物を見に行って、楽しむという趣旨のサークル。そして、この建物にまつわる様々な謎を解き明かすことに。個性的なサークルの面々との人間模様もあったり。

作品の肝としては、この変ちくりんな建物に対しておもしろいと思えるかどうか、ですかね。
サークル内の恋愛模様については、個人的には主人公の亜可美にはいろいろとこうじれったいというか、なんというか。でもまあこれが逆に作品をとっつきやすくしてはいるのかな?


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