名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

子ひつじは迷わない 贈るひつじが6ぴき

タイトル:子ひつじは迷わない 贈るひつじが6ぴき(小説:スニーカー文庫)
作者  :がんぐどう:玩具堂
絵師  :籠目
デザイン:?
編集  :?

生徒会主催の「迷わない子ひつじの会」によって、学内の様々なお悩みを解決していくという日常ミステリ。あえて安楽椅子探偵役の少女・仙波の推理をそのまま依頼者には伝えず、相手のためなら優しい嘘をつくというコンセプトがおもしろいです。
なかなかキャラもよく動いていてお気に入りだったんですが……

あとがきを見て、泣いた。

なかなかラストシーンがいい感じだったんですが、それが余計に。

今回は、雪山ロッジにただで行ける!とのことで、真一郎、会長、佐々原、そして全く行く気はなかったのに巻き込まれた仙波の4人が向かった先で、なぜかとある死の真相に迫るためお芝居じみたことをさせられることに……。
この話についてはつっこんで触れませんが、お芝居を通して自分自身と再度向き合うことになり、真一郎と各少女たちの距離感に変化が生まれるといういい内容でした。でした、が……

うーん、断定は出来ませんがあとがきをみるかぎりものすごく打ち切りっぽい香りがします。
まだ断定されてないので一縷の望みを持っていたいところですが……残念。
しかしそれについてTwitterでつぶやいたところ、
「子ひつじ<さあ、涙をおふき。ライトノベルミステリなのに6巻まで出たんだよ。もう、十分、じゃないか…。(ぐしぐし」とのコメントが。なるほど、ラノベミステリとしては健闘したといっていいでしょう。むしろ健闘を讃えたいと思います!


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