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暗号少女が解読できない

タイトル:暗号少女が解読できない(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :しんぼせいは:新保静波
絵師  :ぐらしおん
デザイン:?
編集  :?

第11回スーパーダッシュ小説新人賞〈大賞〉受賞作。

暗号もの+ラブコメ。おすすめ。
出てくる暗号は、自力で十分に到達できないこともない程度のものになってます。そこまで気合いれてない&暗号苦手な自分でもひとつはその場で解けたいうことでお察しください。
暗号を出してくるヒロインが非常にめんどくさい性格をしてるんですが、わかりやすいツンデレとは一線を画するタイプで見てて飽きませんね。

転校初日から自己紹介でやらかし、孤立してしまった少年・西村。
そんな彼に声をかけてきたのは、同じクラスの美少女・沢渡遥だった。遥は、特別教室への移動で困っていた西村に変な助け舟を出し、さらには放課後屋上でまさかの告白? ……なんてことはなく、ラブレターがわりに手渡されたのは暗号だった!?
かくて暗号大好き少女・遥にもて遊ばれる日々が幕を開ける。

本編にはいろんな暗号が登場するんですが、暗号少女のほうもミステリアスってところがいいですねえ。安定の鈍感主人公ということをさっぴいても、なかなかに女心とは難解です。
あまり派手な事件は起こったりしませんが、雰囲気がいい。他にもヒロインは出ますが、やっぱり暗号少女の魅力こそが第一でしょう。

あとがきにまで暗号入ってるよ!


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from monumenta librorum on 水曜, 2013/01/02 - 01:00

スーパーダッシュ小説新人賞の大賞受賞作。転校してきた少年に話しかけてきた美少女は、暗号マニアで、主人公は暗号を解く内に、仲良くなっていくという話。ラブコメと言うよりは、...