名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/10/16 - の記事

台詞が紹介できない

ここしばらく台詞の紹介がとぎれがちでごめんなさい。
どうも「これだ!」と思って探索する作品に限ってうまいこと抜ける部分がなかったりしまして……。
今日もそんなこんなで流し読みとはいえ、幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤを30分ほど読み返した挙げ句成果なし。
あううううう……

福音の少年 虹のウロボロス―Good News Boy

タイトル:福音の少年 虹のウロボロス―Good News Boy(小説:徳間デュアル文庫)
作者  :かじなおたけ:加地尚武
絵師  :中臣亮
デザイン:?
編集  :?

この分量でやっと旧ペンギン書房版の1巻分だそうで、どんだけ分厚いんだ!
全く当人には強大な魔法を使えるという自覚のないままとうとうこの世界の魔法使い最高位であるウィザードにまでされてしまった恵。
平凡な少年が、いきなり英雄扱いされて祭りあげられたりする際の戸惑い・ありそうな失敗や、そのささいな失敗が引き金となって起こる世界規模の混乱が実に真に迫っています。

インシテミル

タイトル:インシテミル(小説:文藝春秋)
作者  :よねざわほのぶ:米澤穂信
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

やっと読めた……
クローズドサークルもの。
様々な理由から、あまりにも高すぎる時給のバイトにつられた参加者12人。彼らの「仕事」とは、密閉された館の地下に閉じこめられた状態で7日間過ごすこと。ただしそれには異常な条件がついていた……。
ミステリ音痴の自分でも人間ドラマとして十分楽しめましたが、作品の構成上、過去のミステリネタが頻出するのでそれを知っているかどうかで物語への入れ込み具合が全然違ってくると思われます。ある程度ミステリをかじっている人はより楽しめる作りですね。
私程度のレベルだと、せいぜい数作品しかわからず。まあ人間ドラマとしてもラストの展開は結構気に入っているのでokokです。

キノの旅 11―the Beautiful World (11)

タイトル:キノの旅 11―the Beautiful World (11)(小説:電撃文庫)
作者  :しぐさわけいいち:時雨沢恵一
絵師  :黒星紅白
デザイン:?
編集  :?

もはや作品の楽しみの何割かはあとがきと化してる気はしますが、まあそれはそれで。
銃を持たせたら凄腕のキノが、いろんな国を巡る物語。キノ自身は何も為さないし、正義の味方でも悪の手先でもなく、国のもめ事には一切干渉せず、あくまでも見聞きして通り過ぎるのみ、というのがポイント。淡々と物語が紡がれるのであまり意識しませんが、実はなにげにきっつい展開も多かったり。
ともあれ、あとがきは無事に見つかりました。よかったよかった(笑)

お花畑の国が今回の中ではよかったかな。アジン(略)の国も捨てがたくはあります。

2007年10月 の新刊情報 ガガガ文庫

ガガガの期待賞は……今後とも付き合っていくのか検討中。今月あたりで見極めますかね……

にこは神様に○○される? 荒川工
Mのフォークロア (2) セレンディップの修学旅行 三上康明
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“探し屋”クロニクル 7/7のイチロと星喰いゾンビーズ [第1回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<期待賞>] 羽谷ユウスケ