名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/10/03 - の記事

変ラノ開催中。やーそれにしても票がちっとも被らない(笑

変ラノ開催中。みなさんの参加をお待ちしています。10月8日正午まで。
特に! 1票だけでもいいんで、サイト持ちでない方の投票も待ってます。一人ぐらい投票して、お願い(汗

さてさて、現在の経過ですが詳細は変ラノ集計部を見てもらうとしておおよその経過報告を。

本日の名台詞

俺は、はじめて見た。
ちこりが、寂しげに目を伏せて俯いている横顔を。
こいつ、黙っていれば……こんなに美人なのか。
目ぇ碧い。睫毛、長い。肌、白い。
でもな。
「とぉ!」
「痛あい。レディの頭にチョップしないでよぉ」
「鹿鳴館ちこちろもあろう者が執事ごときの前でしょんぼり落ち込むな。俺は、そういう唐突なキャラぶれが許せない性格なんだ。人は自分に与えられたキャラクターを努力して演じるべきだ」


タイトル:イマジン秘蹟 1(小説:スニーカー文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?
キャラ :尾津智弘&鹿鳴館ちこり (169 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

退魔もの。軽口の応酬が好きですええ。

それでは、台詞解説。
えーとここに出てくる「執事」とは智弘、つまり発言している本人のことですね。あとはまあ見たまま……なんですが、こういう励まし方もありなのかーとなんだかちょっと読んでて楽しかったです。しゃんとしろ!という発破のようなものですね。

イマジン秘蹟 1

タイトル:イマジン秘蹟 1(小説:スニーカー文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

後半部分を書き足し。

この作品を「挿絵でつい買ってしまった」人は少なくないはず。実は自分も8割ぐらいは絵に惹かれてホイホイと買ってしまったわけですが……
うん、合格。
全体として、どんなときも軽口をたたき合ってるというかむしろ半ば軽口の応酬こそ本編と言えるかも。
化物語が好きな人は気に入る確率が高そうな気がします。
学園退魔もので、今久留高校異端審問部<イマジン>の面々の活躍を描いてます。

化物語は、あまりにも神懸かっているのでさすがにあれと比べるのは無理ですが、スタンスとしては似てます。
やはり一番印象的なのは異端審問部<イマジン>の部長・光紗ですね。
一見ただのサド気質かと思いきやなにげに(本人が意識してるかどうかは別にして)ボケるし、繊細でけっこう打たれ弱いので時折みせるその弱さにグラグラきます。副部長のちこりもやっぱりハイテンションの裏に潜む弱さが。
イマジンの残り一名はあえて書きませんが(笑)、表紙絵をよーく見れば嫌でも一発で覚えます。怪しすぎ。
軽口の応酬こそが本編とは言いましたが、物語としてもきちんとまとまっています。各種お約束も完備し、グッドでした!

SAS 2

タイトル:SAS 2(小説:HJ文庫)
作者  :とりいひろし:鳥居羊
絵師  :まったくモー助
デザイン:?
編集  :?

日本に住む平凡な双子が、北欧のとある小国の王位継承権を持っていて、その双子の生命を護るために派遣されたのがアナスタシアをはじめとする三人の少女。
可憐な外見とは裏腹に高度な技術を持って、二人を護ります。
アクション+ラブコメといったところですね。
展開そのものは割とベタなんですが、ちょっとした描写が的確なのでラブコメとしてはなかなかいい感じです。

たま◇なま ~あなたは、死にますか?~ (HJ文庫 ふ)

タイトル:たま◇なま ~あなたは、死にますか?~ (HJ文庫 ふ)(小説:HJ文庫)
作者  :ふゆきしのぶ:冬樹忍
絵師  :魚
デザイン:?
編集  :?

宇宙から降ってきた鉱物型生命体の欠片が人に寄生・融合することでこれまでと違う自意識やものの考え方を獲得するってな感じのお話。の2巻。
鉱物型生命体のひとりである由宇は、徐々に人の暮らしになじんでいくのですが今回は人との死生観の違いからトラブルが……。
変なところでは老成していても、基本的にやることが子供そのものなのでツンデレ少女というか幼女というか、とにかく由宇のわがままに右往左往する様を楽しみましょう。
死への感覚の違いの描写については「ああなるほどなあ」という感じ。