名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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07/05/20 - の記事

本日の名台詞

「雫は臆病だね。
逃げる気?」
――わたしは……。
「やるわ。絶対に引かない」
「ん。雫なら、きっと大丈夫」


タイトル:クジラのソラ 3(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :せおつかさ:瀬尾つかさ
絵師  :菊池政治
デザイン:?
編集  :?
キャラ :枕井冬湖&桟敷原雫 (147 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品紹介は省略。

では台詞解説。
とある状況に遭遇して、意識の本流にのみこまれそうになっている雫への冬湖の問いかけ。
しかしこの場面、挿絵までセットで見ると冬湖のラブラブ視線が雫に注がれているようにしか見えないっ!
ほんとは信頼に満ちた友情の発露のはずなんですが、ああ我ながら……まあそれはそれで。

クジラのソラ 3

タイトル:クジラのソラ 3(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :せおつかさ:瀬尾つかさ
絵師  :菊池政治
デザイン:?
編集  :?

だんだん1巻当初では想像のつかないスケールの話になってきました。
地球を超越した科学を持った異星人の侵略により一戦もすることなく降伏した地球。その時、異星人に示された条件は、全世界で星系を取り合う艦隊戦ゲームを毎年開催し、その勝者の国にはオーバーテクノロジーを供与するのと引き換えに、優勝したプレイヤーは宇宙へと旅立ち、そのまま戻れなくなるということ。
設定の興味深さや、SFでゲームの勝敗をスポ根そのものの描写で上手く捉えていておすすめ。
……と、1巻の時点では単純にそう思っていたわけですが。