名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

07/05/27 - の記事

本日の名台詞

「でも今の僕は、僕がなりたかった僕なのかな、とか思うんだ。もっとちゃんとしたかった。当たり前のことを、当たり前に感じることができたりするようなひとに、何もしなくても、なれるものだと思ってた」
「ミツオはなれる、でありますよ。
当たり前のことを当たり前にできるひとなど、多くはいないであります。誰しも何か犠牲にしたりすっとばしたりして、歪みながら体裁を繕っているのであります。なりたいものになれるのは、なりたいと気づいたひとだけでありますよ」


タイトル:樹海人魚(小説:ガガガ文庫)
作者  :なかむらくろう:中村九郎
絵師  :羽戸らみ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :森実ミツオ&真名川霙 (167 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

いつもほんとに独創性の高い物語を送り出す中村九郎。
数作を経て、この「樹海人魚」で物語としてのしっかりした枠組が整いました。
以前から中村九郎作品に興味はあったけど、なかなか手を出せなくて……という方、これが今一番初心者向きかつ完成度が高い作品ですので、一度お試しを。
伝奇もの。細かいストーリーはおそらく知ったところで無意味なので、まずは読むのが一番。

それでは台詞解説です。
まあ要はヘタレな主人公を気遣う”歌い手”たる人魚、ということで。何言ってんだかさっぱりかもしれませんが、私は最後の一文さえ紹介できれば満足ですええ。

片山憲太郎「紅」アニメ化決定!(MOON PHASE 雑記より)

5/27のMOON PHASE 雑記によると
スーパーダッシュ文庫の「紅」がアニメ化決定とのこと。

情報元は集英社スーパーダッシュ文庫サマーフェアの書店向け注文書の案内だそうですが……
ライトノベル三大ロリの一角である九鳳院紫を擁する紅がアニメ化ですか。いやはや。

ハヤテのごとく!―Hayate the combat butler 春休みの白皇学院に、幻の三千院ナギを見たbyハヤテ

タイトル:ハヤテのごとく!―Hayate the combat butler 春休みの白皇学院に、幻の三千院ナギを見たbyハヤテ(小説:ガガガ文庫)
作者  :つきじとしひこ:築地俊彦
絵師  :畑健二郎
デザイン:?
編集  :?

最初に断っておきますが、ノベライズが普通そうであるように原作ファン以外は相手にしてません。
(原作未読でも読んで読めないこともないけど、ちっともおもしろくないでしょうというかそんなチャレンジャーはいないだろうけど)
結論から言うと、原作ファンは買いです。
原作者である畑さんは挿絵に相当気合いが入ってるのがわかるので本文そっちのけで挿絵目当てでも十分元が取れます。
コミック版のお楽しみであるカバー外し技もちゃんと実装。これは嬉しい!
貴重なパンチラもあったりなんかして。